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Angel Beats! the after story
戦線初カップルとの出会い
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るさせながら見つめてきたかなでを見た俺は反射的に庇いそうになる俺を察知したかのようにゆりは俺に向かって言った。

「音無くんダメよ。それで何回行ったかわかってるの、少しは学びなさい。
かなであなたもよ」

ビシッという効果音が付きそうな感じで言われ。
説教された俺とかなではしょんぼりした。
それからまた沈黙が続く。

10分ぐらいたっただろう。まだ沈黙が続いているがその沈黙を終わらせるように1組のカップルが店に入ってきた。

俺が入った時と同様に鈴の音がしたがそんなことを気にせず席に向かっていった。

俺たちのいる席が奥だから顔は見えないが微かに聞こえる話し声からすると年は俺とあんま変わんないぐらいだろう。


そう思っているとかなでが独り言のように呟いた。

「やっぱりカップルっていいな〜」

俺はなんとなくかなでに聞いた。

「かなではかわいいから学校でモテるだろ」

反対するかのようにかなでが言う。

「そんなことないですよ。」

それを聞いていたゆりも会話に参加した。

「なに言ってるのよ。あんた男子に告白されたりラブレターちょくちょく貰ったりしてるじゃない。」

「ヘェ〜やっぱりな」

内心、告白やらなんやらした男子高校生に俺は憤りを覚えていたのは秘密だ。

「あれってそういうことだったの」

驚いたかなでに俺が聞く。

「じゃあ、もしかしてその中に好みの男の子とかいたんじゃない?」

考えながらもかなでは答えた。

「ん〜いません」

「どうして?」

「それはですね。私、年上の人が好きなので特に音無さんぐらいがちょうどいいかな。」

それを聞けた俺は今すぐにでもガッツポーズをしたかったがそこはぐっと抑える。
ゆりが怪しんでいる口調で俺に聞いてきた。

「音無くん〜なんでそんなにかなでの恋愛事情知りたがるの〜」

それを聞かれた瞬間、頭が回らなくなってしまってパニックになりながらもかなでの表情を伺うがかなでは少し興味がありそうな顔つきをしていてもっと混乱してしまった。

回らない脳をフル回転しながら答える。

「それはだなそのあれだ、かなでが悪い奴と付き合うのは許せないからだ。」

少し本気だったがその答えを聞いたゆりたちは爆笑していた。

「音無くん、お父さんみたいなこと言ってるヤバイお腹が」

苦しそうなゆり見て次にかなでを見る。

「ゆりちゃん笑っちゃ音無さんに失礼だよ。」

そう言いながらも笑すぎたのだろう目元の涙を拭っていた。
そんなに変なこと言っただろうか?と考えていたが無駄だと思いやめた。


ようやく落ち着いた2人は頼んでいた飲み物で喉を潤している。

「ふぅ〜ほんとにどうしよっか?
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