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遊戯王GX−音速の機械戦士−
―砂の異世界―
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ズに自壊させることにより、もう一度だけ攻撃させることの出来る罠カード……!

「更に速攻魔法《手札断札》! お互いに二枚捨てて二枚ドロー!」

 もちろんこのタイミングでの手札交換があまり意味をなすとは思えないが、フィールドに旋風を巻き起こすことになり、新たなモンスターが俺のフィールドに特殊召喚される。もちろん墓地に捨てたカードは、いつも通りのあのカードだ。

「墓地に捨てたのカードは《リミッター・ブレイク》! デッキから《スピード・ウォリアー》を特殊召喚し、《地獄の暴走召喚》を発動! 現れろ、マイフェイバリットカード!」

『トアアアアッ!』

スピード・ウォリアー
ATK900
DEF400


 《リミッター・ブレイク》によってデッキから特殊召喚されたスピード・ウォリアーと、《地獄の暴走召喚》によって特殊召喚された二体は、フィールドに現れるや否やバイクの側面に移動すると、三体がかりでバイクを掴んだ。その行動からスピード・ウォリアー達が何をしたいのか悟った俺は、バイクのアクセルを更に踏み込んだ。

「え? ちょ、ちょっと遊矢!」

「……二人とも、良く捕まっとけよ!」

 三体の《スピード・ウォリアー》はバイクを持ちながらジャンプすると、バイクごと空中で舞い上がっていく。蟻地獄や砂漠に紛れ込んでいた岩などの障害物を眼下にしながら、俺は《ニトロ・ウォリアー》へと攻撃を命じた。

「バトル! ニトロ・ウォリアーでメガロック・ドラゴンに攻撃!」

 ニトロ・ウォリアーの拳とメガロック・ドラゴン自身がぶつかり合うと、双方の武器に衝撃でひびが入っていく。ニトロ・ウォリアーの攻撃力は、《パワー・チャージャー》の効果によってマックス・ウォリアーとロストガーディアンの力を得て4700なのだから……結果は決まっている。

「ダイナマイト・ナックル!」

サンド・ストーンLP1750→1150

 ニトロ・ウォリアーがメガロック・ドラゴンに打ち勝つと、そのまま俺たちが乗ったバイクがサンド・ストーンの方向へと自由落下していく。ニトロ・ウォリアーの猛攻によってボロボロになっているが、遠慮なくトドメを刺させてもらうとしよう。

「スピード・ウォリアー三体で、サンド・ストーンに攻撃! トリプル・ソニック・エッジ!」

 しかしてスピード・ウォリアーは三体ともバイクを掴んでいるために動けず、サンド・ストーンに近づいての跳び蹴りなど出来る状態ではなかった。バイクはそのままサンド・ストーンに直撃し、ボロボロになっていたその身体を正真正銘のダイレクトアタックで砕いて砂漠地帯に着地するのだった。

サンド・ストーンLP1150→0

「くっ……!」

 バイクのリアルダイレクトアタックでも大丈夫なのか、と少し意外
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