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問題児たちが異世界から来るそうですよ?  〜無形物を統べるもの〜
短編 一輝とお姫様 @
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理由は、それと加えてあなたがその年齢層の中で一番実力を持っているからです。」
「それはありがたいお言葉を。ま、それは事実だな。」
「はい。噂では、貴方は常識はずれの技を使い、妖怪を封印するとか。」
「まあ、まず間違いないな。それは俺のことで合ってる。」

一輝は身に覚えありまくりなので、あっさりと認める。

「そうなのですか?」
「ああ。その噂は一切増長されてないし、むしろ抑えられてるな。」
「・・・では、今までに受けた依頼が成功率百パーセントというのも?」
「ああ。公式非公式問わず、全部成功させてるよ。にしても、マヤは俺のことに詳しいな?」
「あ・・・はい。一応調べましたので。」
「マヤはしっかりしてるな。俺なんか、」
「おい、キサマ。」

一輝とマヤがお話をしていると、その横に座っていた黒服がかなり低い声を出す。

「なにかな?」
「先ほどから思っていたが、マヤ様のことを呼び捨てにし、タメ口を使った理由、教えてもらえるか?」
「癖だ。」
「・・・・・・依頼はなしだ。帰りましょう、マヤ様。」
「ですが・・・」
「このような無礼者、例え実力があろうとマヤ様の護衛を任せるわけにはいきません。」

マヤは渋っているが、黒服は帽子をかぶせ、部屋を出るよう促す。
そしてそのまま、黒服軍団とマヤは部屋を出て行き、一輝一人が残された。

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