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問題児たちが異世界から来るそうですよ?  〜無形物を統べるもの〜
ヒッポカンプの騎手 A
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ィスの前に作った門から放つ。

『この・・・猿無勢がぁ!』
「俺は天狗だぁ!」

求道丸の拳と、グリフィスの雷がぶつかる。
その拳は、十六夜のように霧散させることはない。
しかし、雷を貫いていく。

『な・・・キサマ、一体どのようなギフトを、』
「ただの体術だぁ!」

そう、求道丸は何のギフトもなく、己の拳だけで雷を貫き、グリフィスに一撃を入れる。

「耀の姐さん、後は頼みます!」
「うん、分かった!」

そこからは、グリフィスは耀一人に任せ、

「 Le tremblement si fort au mois de Mai,(五の月に大いなる地震)
  Saturne,Caper,Jupiter,Mercure au boeuf:(土星は魔羯宮、水星、木星は金牛宮)
  Venus aussi Cancer,Mars,en Nonnay,(金星も巨蟹宮、火星は処女宮)
  Tombera gresle lors plus grosse pu’un oeuf.(やがて卵よりも大きな雹が降る)
「奈落の穴!」
「真夏の夜の夢!」
「空木倒!」

四人による、オーバーキルが始まり、二翼はどんどん失格していく。
耀のほうがクライマックスに入ったころには、騎手の一人を除いて全員が失格していた。

「ヒッ!」

残りの騎手も、自ら河川に飛び込もうとするが、

「茨の檻!」

音央によって茨で縛られ、飛び込めなくなる。

「悪いけど、あっちが解決するまで、失格してもらうわけにはいかないのよ。」
「少し痛いかもだけど、我慢してね!」

その騎手の顔は、今にも死ぬんじゃないか、というレベルで青ざめていた。



        ====================



一分後、二人の勝負が耀の勝利で終わったので、捕まえてた騎手を水中に沈めた後、四人で耀の元に向かう。

「お疲れ、耀!」
「うん、頑張った。」

全員がハイタッチをし、喜びを分かち合い、全員で勝利宣言をするのだった。



         ==============



「さて、私はこのまま飛鳥たちを待つけど、皆はどうするの?」

耀は四人に尋ねる。
この後で果実をとりに行き、ゴールを目指すには時間がなさ過ぎる。
それゆえの質問だろう。

「まあ、目的は果たせましたし。」
「飛鳥お姉さんなら、トップ集団に入って戻ってきて、」
「そのまま優勝すると思うから、ここでリタイアするわ。求道丸も、それでいい?」
「はい、姐さん達に従います。そして、後は耀の姐さん達に任せます!」
「うん、任された。後でちゃんと自己紹介をしよう。」
「はい!」

こうして
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