暁 〜小説投稿サイト〜
Angel Beats! the after story
始まり
君との出会い

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季節は夏 駅前にはサラリーマンや夏休みで遊びにきている学生たちが溢れている。

その中に、俺は何をするでもなくただポツンとたたずんでいる。
俺の名前は音無 結弦 医科大学に通う1年であるといってもなんで医科大学に入学したのかは俺にもわからない
でも、前からそこに通うのが俺の目標と感じることが今もある。
「なんで、俺駅なんかにいるんだ?」
額の汗をぬぐいながら、自分でも言ってる意味がわからなかった
ここに来た理由を考えていると1人の高校生ぐらいの少女が目の前を通る

その少女は、ガラスのように透明な髪を揺らし、その瞳は髪と同じように透き通っている美しい少女だ。
俺は彼女を見た瞬間思った。
「まるで天使みたいだ」
それを言い終えたと同時に頭が割れるような痛みが走った
これまでに何度も体験したことがあったがこれは今まで以上の痛みだと感じる。

頭を押さえながらも、彼女の姿を目で追う。そして彼女はケータイを取り出し誰かに電話をする。
「もしもし、私、かなでだよ ごめん少し遅れるから待っててくれないかな?」
「うん、ありがとう じゃーね」
俺は彼女の声、名前を聞いた瞬間、からまっていた紐がほどけたように頭の痛みと共にすべてのモヤモヤが消えた。
俺は無我夢中で彼女のもとに全力で走った。
「かなで、かなで」
何度もあの世界で愛した1人の大切な人の名前を呼ぶ。
「かなで!」
また君に会える
また君と触れ合える
また君と話せる
また君と笑い合える
そして俺は彼女の、手首を掴んだ。


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