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ロザリオとバンパイア〜Another story〜
第25話 公安委員本部
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くは只の馬鹿なのか?まあいい… かかれ!!」



男の号令と共に一気に男達が沸き上がり襲い掛かってきた。


『おっ……とと、』



“ヒュッ”



足に魔力を溜め すばやく移動をし 何人かを同士討ちさせた。

所謂 縮地と呼ばれ術である。




「ぎあっ」 「ふごっ」 「ぎゃうっ」




それぞれが面白い発音をしながら倒れていった。

力いっぱい振り下ろしたんだろう……、頭から血を流しながら気絶をしていた。


『あーあ 痛そう… かわいそうになぁ… だから 言ったのに。』


ジャックは、連中の背後でため息をしていた。

男達は唖然とする。

……なぜならば、取り囲んでいたはずの男がいつの間にか 背後に回りこんでいたからだ。



「き きさまーー!!」



男達は怒りを露にし、再び襲い掛かった。






リーダー格の男 side







男は、後ろで見ていて……、はっきり言ってしまえば驚きを隠せない様子だった。



(これは……どういうことだ?)

公安に揃っているっ連中は 武闘派集団に相応しい能力を持った者で結成しているのだ。

それが 10数人もいるというのにまるで子ども扱いだった。

連中の攻撃、当たるどころか、衣服にかすりすらしていない。

そして、男は攻撃らしい攻撃を全くしていない。

……ほとんどが同士討ちを促している。

(こいつ等が腑抜け過ぎるのか… あの男正体は分からんが まったく何も感じんな。 確にスピードは厄介だが見切れんほどではない。)



実力を測るようにじっと、見ていた。



Side out








攻防?はまだ続く…

「くそがーー!!」

又殴りかかってくるが…



“スカッ”

“ガッシャアアン!!”



「うがっ」

勢いづいたまま 盛大にすっころぶ こんな感じなのが10分ほど続いていた。

(ふぅ… さ 大分同士討ちでリタイアしたけど そろそろ手を出したほうが良いかな?人数少なかったら同士討ちもしなくなって 埒が明かなくなるし。)

と 思っていると…



「もういい!貴様らでは話にならん 下がれ!」



怒鳴り声と共に……、

どうやら、しびれを切らしたのか?リーダー格の男が出てきた。

所謂、ありきたりな台詞だがジャックは思う……。






(ここからが、本番……って事か?)













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