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インフィニット・ストラトス サタンと契約した憤怒の一夏バージョン2
引っ越し作業
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「いやー空気がおいしいねー」

「窓から顔を出すなよユラ。頭が飛ぶぞ」

ユラをスカウトしてから一週間が経ち、俺、朝川とユラはバスの一番奥に座っていた。

「それにしても良かったじゃない織斑。ユラが仲間になってくれて、しかもISを起動させることができることが分かったし」

「そうだな。上條技研の人達も驚いた顔が今でもくっきり記憶に残ってる」

ユラがISを動かしたあの日からユラは俺達の仲間になってくれて助かる。しかし、

「このマントはどうにかならないか?」

俺達の今の恰好は右肩のところで前を止めてる膝まであるフード付き黒マント姿。違いは装飾具の色が違うだけ。俺が青、朝川が紫、ユラが緑。なんのコスプレ集団だよ。

「え一ユラ結構きにいってるよー」

「そうね私も気に入ってるわよ。それにISスーツと同じ素材だからあんまり、気温に左右されないし」

「あ、そうですか」

俺は呆れてケータイを見るともう午後12時だ。そろそろつくかな。

『次は森崎で止まります。降りられる方はボタンを押してください』

バスのアナウンスが目的地を告げたので俺がボタンを押そうとするとユラが勢いよくボタンを押し、満面のどや顔になっていた。バスが止まり、降りると自然が綺麗な場所に着いた。

「それで一夏ーどこに行くのー」

「話聞いてなかったのあんた?上条技研の人が提供してくれた屋敷の引っ越し作業をするって言ったでしょ」

「行くぞ、屋敷は此処からそんなに離れてないらしい」

俺は朝川とユラを連れて、しばらく歩くと一つの古びいた屋敷に着いた。その玄関の横に永良のバンが止まっていた。

「おー来たね一夏君達」

「永良悪いな。引っ越しの手伝いをさせて」

「いいて、いいて。これはちゃんと貰ったし」

永良はそう言いながら、右手で丸を作った。

「中一通り見てまわったけど意外に綺麗だったよ。電気を通ってるし、お湯もでる。地下室も広い、基地にするにはうってつけだね」

「そうかならまずは一応掃除からするか、やるぞ2人とも」

「ハーイー」

「分かったわ」

俺達は屋敷に入り掃除を始めた。個室全部は俺が担当して、朝川はキッチンと風呂場、ユラは自分の研究所にしたい地下室と便所掃除だ。永良は俺達の荷物を屋敷に入れている。

「ふぅ、後2つか」

「いやはや、ここの大掃除大変でしょ一夏君?」

「荷物入れ終わったのか永良?」

「まっね〜それとはいこれ」

永良はクリップで止めている一つの紙束を渡してきた。

「これは?」

「俺の情報網で集めた、『一夏君達の仲間になるかもしれない人間』のリストだよ。みんなそれなりにワケ有りなんだよ」

「そうか。……掃除は此処で
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