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ポケットモンスターズファンタジー〜導かれし者達の軌跡〜
Reincarnation
光と闇
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ルが今にも泣き出しそうなのを必死に慰める。だが、どんどんアーシアの目尻に涙が溜まっていき、少しでも顔を動かしたら垂れちゃいそうだった。
 でもモルクが横から、いつ取り出したのか分からないハンカチを渡してあげ、アーシアはそれに気がついて目尻を拭いた。
「ふぅ・・・モルク、ありがとっ。本当にゴメンね・・・アーシアちゃん。今度からは絶対に気をつけるから・・・」
「はいぃ・・・」
「レイエル、本当に気をつけてね? 前に、ボクもそれがあってすごく痛かったんだから」
「そ、そうだったわね・・・本当にごめんねアーシアちゃん・・・」
「い、いえ・・・も、もう大丈夫です。 その事より、早く探しませんか?面会時間少なくなりますし」
「そうだねー。あっ、あそこの店にあるリストバンド良いんじゃないかな? ほらっ、あそこにある水色の水玉模様と黄色の星模様が入ってる物とかさ?」
 モルクは今、自分たちが居る場所の反対側のラグ関係のお店を指差しながら言った。
 その店には木で作られた食器・果物を入れるのにちょうど良さそうな編みカゴ・南国のホテルや客室にありそうな家具・守護石のストラップなど、様々な物が置いてある店で、雰囲気はすごく良さそうだった。
「ふーん、結構落ち着いたお店ね。あっ、このライトとかテーブルの手元光りにはもってこいかも。にしても、アンタにしては良い店見つけたわね」
「・・・なんかそれって、ボクは見聞きが悪いみたいに聞こえるんだけど・・・まぁいいや。っで、確かこの辺の引っ掛けにあったはずー・・・・・・」
「この辺なのね? えっとー・・・あっ、コレね。モルクやアーシアちゃんじゃ取れそうにないから、ワタシがサイコキネシスで・・・"サイコキネシス"!!」
 モルクが見つけた物は高いところに掛かっており、その他にも様々なリストバンドがぶら下がっていた。でも、モルクが見つけた物は他のと違ってラグっぽいものではなく、手編みしたような毛糸で出来た普通のリストバンドで、色は全体青色に、水色の水玉が点々としているシンプルな物だった。そして、さっそくアーシアはそのリストバンドを右手にはめてみると、妙にしっくりとし、サイズもきつく無く、緩くも無くベストサイズで、しかも残りは今アーシアがはめているこの一つだけらしかった。
「うん。似合ってると言うか、ばっちりね。何かおしゃれだけどピシッとしてる感じで、アーシアそのものって感じ。 っで、本人は気に入った?」
「・・・はいっ!!シンプルで、さりげなく飾る感じで気に入りました!!」
「シンプルねー・・・。覚えておくわ、アーシアちゃんの好み。 じゃっ、さっそくお会計しましょ。値段はー・・・あった、えーと500ポケね。じゃあ買ってくるからモルク、宜しくね」
「分かったよ」
「あの・・・ポ、ケとは?」
 レイエルが言ってし
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