暁 〜小説投稿サイト〜
ポケットモンスターズファンタジー〜導かれし者達の軌跡〜
Reincarnation
心の鍵
[1/6]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
 アーシアは現時点で知っている全てを話し終え、リファルとフィリアから様々な事を聞かされていた。イーブイが使える技から、技から技に繋ぐ事ができる攻撃法、それ以外に先ほどの草笛のメロディーの事、この世界の事・・・とくかくじっくりと話し合って、聞き入った。ちなみにそこにはモルクとレイエルは居なく、近くの木の根元に座って寝ていた。寝ている理由はアーシアが同じ内容だからっと言った事にあったし、リファルとフィリアは急ぐことがあるらしく、自分達の自己紹介はもっと後にするということもあったから。
そして、色々な情報を話し終えていたアーシア、リファルとフィリアの三人はモルクとレイエルのもとへ行き、
「起きて下さい。話し終わりましたよ」

 そう言いながらアーシアは揺り起こそうとして手を伸ばす。が、ちょっと躊躇って手を引っ込めた。なぜなら、ほとんどの敵をレイエルとモルクが対処していたし、自分が眠り粉と痺れ粉を受けて実質寝ている間も戦っていたのだから疲れているのは目に見えて分かっていたから・・・
「お、おい、どうしたんだ? 起こさないのか?」
「えっと、疲れて寝ているのに起こすのはどうかと思いまして・・・」
「・・・心配いらないわよ」
「きゃ!?・・・お、起きてたのですか?」
 寝てると思ったが、レイエルは ばっ と目を開けたのでびっくりしてアーシアはひっくり返りそうになったが、フィリアが支えたので倒れなかった。そして、やはり恥ずかしそうに頬をほんのり赤くして「ありがとう」と、フィリアに言うアーシアだった。それと謝るレイエルだが、別に気にしていないそぶりでアーシアは「大丈夫です」と答え、
「ほ、本当にごめんね?えっと、正確的には、こっちにくる足音で起きたのよ。 ちなみにモルクはダウン、完全に。ほんとにこんな自体のときにのんきね・・・ほら、おきなさ「別にいいぞ、寝かしたままで。まあ、とにかくまた逢ったときに・・・いや、その時はこの世界の異変を止めてからかもな」あっ、そう?」
 リファルにいいと言われ、レイエルは"サイコキネシス"を引っ込めた。そして同タイミングでリファルは後ろを振り返り、
「・・・さて、フィリア。そろそろ行くか?」
「そうね。んっじゃまた会える日まで、ね」
 そう言うと二人は、走ってアーシア達がもと来た道に走っていってしまった。三人は(正確には二人だが)その二人の影を見えなくなるまで見続けていた・・・


 そして見えなくなると、レイエルは硬くなった身体を伸びをしてほぐしながら、
「さてと、私達も行きましょ。多分もうお昼すぎてるわよ?」
「かもねですね・・・森の中ですと方向感覚が掴めないので、時間が分からないですし・・・」
「方角?流石に私でも分からないわね・・・まぁダンジョン抜けないと正しい方角を割り出せないし、方位磁石もこ
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ