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ポケットモンスターズファンタジー〜導かれし者達の軌跡〜
Reincarnation
救世主
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一方こちらでは、にらみ合いが続いているのだが、ジリジリと前に歩いてくる為に後ろに行くが、逃げようにも後ろにはいつの間に崖に逃げ道を失ってしまっていた・・・。
「このままだと本当にまずいよ!! いつの間にかに崖にどんどん追いやられてるしっ!!」
「そんなの分かってるわよ、っと言う前に何でこんな場違いのチートが居るの!!? 私たちはただナルトシティに行きたいだけだったのにっ!!」
「レ、レイエルさん落ち着いて下さい!!」
ジリジリと押されて三人はほぼパニック状態で、特にレイエルのパニック度が凄く、しかもゴーストタイプなら常時浮遊しているので落ちることは無く、しかもサイコキネシスでアーシアとモルクを浮かばせて逃げれば良いものの、先程のバカ太い破壊光線を見てしまうと・・・背を向けるのが怖い。
「も、もう諦めるしかないよ・・・もう真後ろは崖なんだし・・・・・・」
「・・・いえ、私はまだ諦めません。ここで終わったら何のためにここへ来たのか分からないですし、この世界を守れなくなっちゃうから。だから私は・・・」
「ア、アーシア?」
途中まで言うと、モルクの言葉を聞く前にアーシアは身体に風を纏まとって電光石火を使う体勢に、
「待って、アーシアちゃん!! まさかだと思うけど一人でバンギラスに突っ込む気じゃないでしょうね!!?」
「・・・・・・こんな場所で立ち止まれないのです。立ち止まっちゃいけないの、進まないといけないの私は。 それに・・・やっぱりレイエルさんとモルクさんを巻き込みたくないから・・・
「ア、アーシアちゃん・・・?」
レイエルは決して崩すことがなかったアーシアが敬語を外して言ったものだから、凄い不安心を抱いた。だからサイコキネシスで無理矢理止めようとした。でも出来なかった・・・手を伸ばせば届くはずなのに凄く遠いような気もした。
そしてアーシアは正面に
向き直して電光石火を使用・・・素早いスピードでバンギラスを翻弄し、隙があれば固くなった尻尾を叩きつけて攻撃の手を緩めない。そして、アイアンテールの連続攻撃についに両足から折れ、それを確認するとアーシアは大きく上へとジャンプ。そして頭に尻尾を威勢と共に振り落とし・・・
「っ!!?・・・ぐあっ!!」
振り落とした、だがそれよりも早くバンギラスが右手で落下してくるアーシアを殴り、モルクとレイエルが居るところまで無造作に転がってきた・・・。アーシアはピクリとも動かない。しかも綺麗な茶色い毛並みが赤く染まり始めていた。
「ア、アーシアちゃん!!」
サイコキネシスでアーシアを自分の下へ運んで傷の状況を見る。どうやらパンチだけではなく、その時に爪も引っかかって浅くえぐれていて、この威力はまさに狂気・・・それを食らった本人は息は弱々しく、荒く呼吸しており、とても辛そうで、痛みで全身が震えていた
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