暁 〜小説投稿サイト〜
はたらく白野くん
岸波白野、日常を過ごす
[3/3]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
大物になります」
うん、励ましているのだろうけど、なんかヒモ男に言うセリフに聞こえるのは自分だけだろうか?
「なら、将来的には一緒に夫婦でお弁当屋はどうでしょうか?」
 それは、それでいいかもしれない。桜と二人でお弁当屋か……きっと、桜印のお弁当だ、繁盛して、忙しいかもしれないが、きっと桜の笑顔を見ながらやっていけば楽しいかもしれない。
「いや、奏者よ。余は会社を起こし、将来的にはギルガメッシュの会社すら超えるつもりだ!奏者には余の秘書になってもらい余を支えてほしいのだが……」
それも、いいかもしれない。セイバーなら浮き沈みは、激しいだろうがその分自分が支えて、知らない世界を見ることも多いだろう。そう考えてみるとセイバーと働いてみるのも楽しそうだ。
「いやいや、御主人様。将来的には御主人様は一人で、外に働かなくてはなりませんよ。
ですが、家に帰れば私がいて、家事はすべてやりますので安心して外で仕事をしてください」
そうか、キャスターが家に入れば、家のことは安心して外で、はたらくことができる。これは、みんなとの生活は自分にはもったいないくらい楽しそうだ。自分はこの様な生活を望んでいたのかもしれない。小さいけど、幸せな生活。だけど今このみんなでの生活も手放したくない。三人には申し訳ないがもう少しだけ、この生活を続けさせてほしい。

「全く君は、大変だな。私よりも酷い状態だな」
そう言えば、アーチャーは記憶の一部破損していたのに、自分より酷いのかわかるの?
「いや、君よりも酷い状況なのは、ラノベの主人公ぐらいなものさ」
いや、クールに言っているけどアーチャーって、ラノベ読むの!?


「さて、帰るとしよう、私たちは明日も忙しいからな」
「そうですね、アーチャーさん」
立ち上がると、真奧さんと芦屋さんはもうすでに帰ったらしく、座っていた席には知らない人が座っている。
「では行くとするかの奏者よ!!」
セイバーが右腕に抱き付いてくると左腕にはキャスターが抱き付いてきた
「正妻は、私の座ですよ。セイバーさん!!」
「なら……私も!!」
むにゅ、と柔らかい感覚が背中に……まさか、桜
「はい……ちょっと大胆でしたかね?」
うん……でも嬉しいな
「くっ!ぬかった!背中の方が奏者にあたる面積は大きかった!」
「桜さん……意外と大胆ですね……御主人様――!私も、大きいですよ」


こうして日常は、過ぎって行く。

[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ