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BALDR SKY
02シュミクラム
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にまともな子育てなど無理なのだから、アダルトショップは構わないか」

何時もの通り、ゴスロリに白衣という姿のノイ先生。ノイ先生は闇医者だがその腕は確かなもので、医療に関する技術や知識は高く、裏世界では名医として名を馳せている。特に人体改造やサイボーグ手術を得意とし、金次第でどのような改造でも施してくれるという評判を得ており、電脳に関しても詳しい。

「ああ、ミルクの時間だな。しかし、子育てというのも以外に面白い」

と、こんな感じだったのだ。御蔭で5歳になるくらいにはこの環境もなれ、お姉ちゃんやお母さんといった感じになった。この頃になるとアダルトショップに偽装した診療所が完成している。

「シャル、何をしているんだ?」

ノイ先生の声が聞こえて来たので返事を返す。シャルというのは俺の名前で、シャルトスというのが正式な名前だ。

「シュミクラムの開発」

「そうか。欲しい物が有れば何でも言ってくれ。買っておくからな。それと、こないだ頼まれたシュミクラムの電子書籍だ」

「ありがとう、ノイ先生」

「うむ」

母さんは数年に1度か2度くらいしか会いにこない。生きている事は生きているようだ。あのフェンリルから生き残れただけでも大したものだ。なので、もっぱら俺の母親はノイ先生だ。ノイ先生からは電脳など様々な技術を教えられた。御蔭で樹形図の設計者と合わせて俺の技術力はかなり上がっている。特級プログラマ(ウィザード)クラスにはなっている。流石は樹形図の設計者と言った所だ。

「シュミクラムはどんな感じだ?」

テーブルに膝を乗せて、両手に顎を乗せながらニコニコしつつ聞いてくるノイ先生に俺は素直に答える。

「一応、出来てきたかな」

「そうか。どんな感じだ?」

「これ」

俺が作ったのシュミクラムはバンシィだ。ただ、背中にはストライクフリーダムのドラグーンシステムを搭載しているが。ちなみに大きさは普通のシュミクラムサイズだ。

「一応、他にも作ったんだよね」

「そうか。そっちはどんな感じだ?」

「これをノイ先生にあげようと思っている」

ノイ先生に用意したのはユニコーン。背中にはストライクフリーダムのドラグーンシステムを搭載している。

「嬉しいが、私はシュミクラム戦闘などしないのだがな……それより、ヘイゼルにはないのか?」

「そっちも当然あるよ。これ、シナンジュ」

母さんの名前から連想して赤いシュミクラムという事で、シナンジュを樹形図の設計者で作成したのだ。どれも自己修復のナノマシン付きだ。ちなみに母さんはまんまサモンナイト3のヘイゼルだった。今も前に居たPMC赤き手袋が解散して新たに作られたPMC深紅の虐殺者(クリムゾンスローター)に所属している。構成人数は少ないら
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