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魔法少女リリカルなのは ViVid ―The White wing―
第二章
十六話 アルマゲドン!!
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に準備したうえで的確な砲撃形態をチョイスした、ティアナの勝利と言えるだろう。

さて、そんなこんなで既にコロナ、リオ、ルーテシア、キャロはダウンしている。

「残ってるのはあたしと……後……」
モニターを確認して、ティアナは驚愕した。

「あと、四人!?」
予想よりも遥かに多い。
しかもその内一つが、全速力で此方に接近してくる……

「ちょ、このスピードって……スバル!?」
隠していたサーチャーからモニターを開く。

「じゃなくてヴィヴィオです!!」

ヴィヴィオ LIFE 1800

「うそぉっ!?なんでほぼ無傷!?」
間違いなくヴィヴィオは自分のSLBの範囲内に居た筈だ。あの砲撃を喰らって無傷と言うのは流石に……!

「……あ!」
其処で気が付いた。あの時ヴィヴィオのすぐ横に居たのは……

────

別の場所で、その立役者は快活に笑っていた

「えへへー、見たか!特救(レスキュー)魂!!」
「あー、くそ、やられた」

スバル LIFE 20 [SLBからヴィヴィオを庇い、行動不能]
ノーヴェ LIFE 0 [SLB着弾後、ヴィヴィオにの攻撃により撃墜]

そうなのだ。
ヴィヴィオのすぐ隣に居たのはスバル。彼女は元々救出のプロだが、同時に防御魔法、そして要救助者を自らの魔法で危険から庇う“保護”のプロでもある。
あの一瞬で其処までの判断が下せたのはまさしくレスキュー魂。見事の一言だ。

────

「この……!」
「アクセルシューター!」
「きゃあっ!?」
ティアナが迎撃の為に魔法弾を放ったが、焼け石に水。
ヴィヴィオの放った魔法弾が直撃し……

ティアナ DAMAGE 470 LIFE 0

その場でティアナは戦闘不能になった。
さて、ティアナを倒したからと油断は出来ない。まだ戦闘は終結していないのだ

「(よっし!残り二人!何処に……)」
そうヴィヴィオが考え、周囲を見渡そうとした……その先に、彼は居た。

「……あ……」

────

別の場所では、また別の人物が言葉を躱していた。

「こりゃ驚いた、一試合に二度も同じ奴が当たるとは……リベンジマッチかい?」
「……どのようにでも」
向き合っているのは、再び金髪と碧銀の少年少女。
ライノと、アインハルトだ。

────

ヴィヴィオ LIFE 1800
VS
クラナ LIFE 1720

アインハルト LIFE 1300
VS
ライノ LIFE 1210


試合の終結は、近かった。

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