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孔融君の三国志
ま、しばらくのんびりしようかね

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賊との戦闘から数日がたった。俺は槍を持った男、大史慈に助けてもらったのだ。
「おーい、文挙ー!」
噂をすれば大史慈が来たようだ。ちなみに文挙とは、俺の字である。
「ここにいるぞー子義ー」
わかると思うが子義とは大史慈の字だ。
「政務は終わったかー?終わったならお前を今日も鍛えてやる!」
「ははは、おてわらかに頼むよ」
大史慈とは真名の交換まではいかなくとも、比較的良好な関係を結んでる。おや、練兵場についたようだ。


〜2時間後
「ふぅふぅ、もうダメだ〜」
「おいおい文挙、もう少し頑張れよ。自分で自分の身を守れるくらいにならなきゃなあ‥‥‥‥」
「お前が俺を守ってくれりゃあいいだろ。どうせ俺は後ろで指揮するだけだし、そっちの方優先して訓練しないといけないだろ。俺、一応大将だしな」
「まあそうだが、それでももっと武術を磨け」
「へいへーい」
そういいながら俺は部屋に戻った。
「おおっ待ってましたぞ」
そういいながら笑顔で補佐官が竹簡の山を渡してくる
「これが追加の分ですぞ。」
うん。これくらいいつもの事だ。それにある程度慣れたからこれを片付けるのも早くなってきてる。
「はいよっと。これ、今日中に終わらせればいいんだろ?」
「はい、でわ早速取り掛かりましょう。」
そう、俺に出来るのはせいぜいこれくらいだ。どうせ凡人の俺には‥‥‥‥‥
「どうかなさいましたか?」
「ん?ああ、なんでもない」
さぁてこうなったら俺は凡人らしくこの乱世で足掻き、面白おかしく生きてやる!そのための準備もしないとな。それでもま、しばらくはのんびりしようかね。

と、思ってたけど俺にはのんびりする暇などなかった。


「報告っ、賊が出ましたっ!その数4000っ!すでに包囲されてます。」
おいおいいくらなんでも‥‥偵察隊はなにやってたんだ?サボってたのか?それならいろいろと見直さないといけないな。

こうして賊の対応で1週間は忙しかった。ただひたすら亀のようにこもったらなんとかなった。食糧はだいぶあったし、逆に賊は食糧がないため、城が落とせず、食糧が手に入らないと分かったら即座に逃げていった。追撃?そんなのしてないよ。だってそんな余力なかったし。



こうして孔融も乱世に巻き込まれていった。
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