第零章
プロローグ:藤丸 飛鳥、転生するとのこと
[1/3]
[1]次 最後 [2]次話
Side:???
……オレは死んだ。
……いきなりなんだと言われるかもしれないが一応聞いておいてほしい。……適当に流してくれても構わない。
……名前は藤丸 飛鳥。……高校を卒業したばかりの新大学生だった。……ついでに浅く広いアニメや漫画などの知識を持ってはいるが、そのアニメや漫画の粗筋や登場人物、登場人物達に何らかの能力や技が有ればその技や能力等をPCで調べた程度の浅さなのでに回りのオタクたちの話にはついていける気がしない。……その程度。
……で、簡単に死因を言うと、後ろから通り魔に刺された。……実家は酒屋で、オレはその跡取りだったが、武道を齧っていたのでちょっと屈辱だった。……如何でも良いけど、武道を齧っただけだと友人に言うと揃って『嘘をつくな』と返された。
………話が逸れた。……そして死んでいるのに何故こうして考え事ができているのかと言うと、目の前にいる金髪青目のお兄さん――見た目ガンダムSEEDのムウ・ラ・フラガさん――が原因らしい。……まあ、よくあるミスで殺してしまいました、ってやつかな? あと呼び方ムウさんで良いかな?
「その通りだ。本来なら君は死ぬ筈じゃ無かった……と言うか、あれ事態が起きなかったはずのことなんだ」
へー……まあ、気にして無いから良いです。
「済まない、そう言ってくれると有り難い。お詫びと言っては何だが、君を転生させてあげよう。勿論特典も用意しよう」
……へー。……死ぬ前にネットで見た神様転生とか言うのかな? 元の世界には帰れないんだっけ?
「ああ、済まない。だが、君の好きな世界に行ける」
………そっか。……元の世界に未練が無いと言えば嘘になる。……でも、うだうだ言っても仕方ない。……行きたい世界とかは無いし、能力とか行く世界とか全部お任せで。……あ、日本語通じない世界とかならそこだけ改善して欲しい。
「……欲の無い奴だなぁ。……君の世界の二次小説だと容姿変更して魔力なり氣なりを無限にしてもって無限の剣製とか王の財宝、最近だと大嘘憑きや聖約・運命の神槍、水銀占星術とかなんかを頼む者が居るんじゃないか?」
……何度かネット小説で見たことがある気がする。……でも、それってチート過ぎでしょどう考えても。……てか、獣殿の槍なんか持ったところで、素体がアレ過ぎるから怒りの日の流出所か、神父猊下の死亡フラグや伝説の形成にすら劣るぞ。……練炭(最初期)にkkkの流星使わせる位無理があるぞ。……まぁそいつ等がどうなったかなんて知った事じゃないが、言葉さえ通じれば後は
[1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ