第四十六話 狂瀾を既倒に廻らす
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した設計図から三機をファクトリーで生産した特注品。ゲルググの現物も存在していたが、開発途中で取りやめるのもどうかという結果となり、パイロットが足りていないことから、設計上地上での方が性能を発揮するドムを地上用へと、そして奪取した三機のゲルググを宇宙用に用意させていた。
『クッ、敵だったか!』
『迎撃しろ!!』
『オーブとは関係ないのか!ロゴスの強奪機なんじゅあないのか!?』
やや楽観的な方向へと予想していたザフト兵はすぐさま迎撃に取り掛かる。スラッシュザクファントムのガトリングビーム砲とゲルググF型がビームマシンガンがドムに襲い掛かるが、縦列に並びスクリーミングニンバスを展開したドムにはその攻撃が届かず、それに驚き動きが止まった一瞬を狙われ撃たれ、切り裂かれる。
『オラオラ、邪魔だよ!死にたくなかったら退きな!』
『そう言うんなら脚を撃つなよ』
「全くだな、貴様ら!」
突如、通信に割り込むと同時に上からミサイルが降ってくる。
『散開!』
それぞれ別方向に別れる三機。そして先程までいた位置にミサイルとビームが放たれていた。
『おやおや、奴さん―――かなりの手練れみたいですぜ』
空中でミサイルを放ったのはアレックのガルバルディαだ。彼のその白い機体とドムの黒い塗装はまるで喜悲劇における善悪の区別を付けるかのような色合いである。勿論、善悪がはっきりと別れるような事は現実でそうそうあるはずもなく、ただの色合いに過ぎないのだが。
「三機で戦うという事は文句は言わんが、いたずらに味方を撃たれるのを黙ってい見ているわけにはいかないのでな。何より、倒した後の敵を嬲り倒すようなその戦い方は気に入らん!」
『だったらどうしようってんだい?』
「貴様等はここで倒させてもらおう!」
そうしてオーブの海岸線でも一つの戦いが巻き起こる。
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