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少年は魔人になるようです
第65話 少年は決戦用の贈り物を貰うようです
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殺す・・・いや、消すだっけ。

つまり、旧世界に居る魔法世界人は死なないんだ。

・・・・・あれ?僕がさっき考えた事と一緒だよね?でも、何かが引っかかる・・・なんだ?


「では諸君、各自の準備は今日中に済ませてくれ。明日12時、再びここに集合じゃ。では、解散!」

『『『『『ハッ!』』』』』


考えていたら、いつの間にか会議が終わっていた。

一緒に来ていた明日菜さん達と、皆さんが待っている図書館島へ戻る。


「あ、ネギ!どうだった!?」

「ええ、っと……?カモ君、お願い。」

「おうさ。学園側は、全力で当たる事に決めたぜ。

それと、本国から魔法具を取り寄せて、学園生にも当たらせる。」

「えぇえっ!?あ、危なくないの?」

「『世界樹の加護』とやらを増幅する魔法具を取り寄せるみたいだぜ。

防御力がすげー上がって、単純な物理攻撃は銃も効かなくなるんだと。」


会議を上の空で聞いていたので、カモ君の話を僕も聞く。

学園生ほぼ全員と魔法先生半分が陣地防衛・・・ロボット軍の相手、残りの魔法先生・生徒で超さんを

探す、と言う事だった。でも、もし僕の推論が正しければ、防衛は必要無いと言う事になる。


「あの、いいかな。」

「おう、オレッちの話は終わったぜ。」

「じゃあ……単刀直入に言います。恐らく愁磨さんは、この計画を成功させるつもりがありません。」

「「「「「えっ!?」」」」」

「な、なにそれ、どう言う事?」


僕は、先程考えた事をほぼそのまま伝えた。

ノワールさんの言葉もあってそう思ったんだけれど、それは伏せておいた。


「……なるほど、確かにその通りです。けれど、あの映像の様になってしまった以上、その推測は……。」

「あの未来での過去、つまり計画が成功してしまった世界には僕達は存在せず、計画を止めようとする事すら

出来ませんでした。これは、本当に勘と言うか想像と言うか、そう言う域を出ない事なのですが……。」


言ってるうちに、段々自信が無くなって来る。

だって、これは全部、僕があの人達と居た時間から推測しただけに過ぎない。

他の人に僕の考えをそのまま喋った所で、分かって貰える筈も無い。


「ん、いいわ!なら私達は、超さんをやっつけちゃいましょう!!」

「ロボット軍団も、でござるな。」

「そーと決まればネギ君!私達は何すればいい!?」

「皆さん…………。はい!今出来る最善が最悪の状態になった場合でも、多分通用します。

明日、皆さんはダイオラマ球で見つけたある物に乗って貰います。」

「ある物?」


そこで、ノワールさんのくれたダイオラマ球を作動させ
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