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少年は魔人になるようです
第65話 少年は決戦用の贈り物を貰うようです
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そして、敵はとてつもなく強大じゃ。……ワシは今まで、これを見て見ぬフリしておった。

が、相手が人類を滅ぼそうと言うならば、話は別じゃ!―――君らには、彼らの捕縛。

難しければ、これの抹殺を頼みたい!」


学園長の言葉に、ざわめき出す魔法使い?達。以前なら抹殺とかそんな、と思っただろうけど今は違う。

あの人達にはそれを実行する力と、未来に成した実績がある。


「これは、人類を守る為の戦いとなろう。決行は明日。

それまでに各人覚悟を決め、再びここに集まってくれ。―――以上、解散じゃ!!」


厳しい顔のまま、集まっていた人達が出て行く。

残った二十人くらいの殆どが似たような格好の人で、三人は学園長と同じくらいのおじいちゃんだった。


「それで、ワシらを残したのは何故じゃ近衛門。」

「うむ。明日になる前に、"四拳王"と"四天王"の手で、彼らを一人でも……いや、全員捕らえたい。」

「我は反対じゃ。余計な恨みを買うだけじゃと思うぞ。」

「そうじゃのぅ………。織原のモンは、身内に手を出されん限り何もせんじゃろうのぅ。」

「影から見ていただけじゃが、ワシも天宝治に賛成じゃ。

実際問題、彼奴等はここまで何もせんかったしのう。」


学園長の提案を、ばっさばっさと斬って行く三人。つーかこの三人とSPさん達は誰なの?


「「「じゃがやろう!!」」」

「「「「えぇっ!?」」」」

「うむ。では、頼んだぞい。」

「"皆殺し"本人は…………仕方ないのう、全く。」

「ゆっくり隠居出来るとおもっとったんじゃがのう。」


おじいちゃん達とSPさん達は颯爽と去って行った。残ったのは私達と四人のSPさん達。


「では、行くかのう。フォッフォッフォッフォ。」


笑う学園長に続いてSPさん達も出て行って、学園長室には私達だけが残ってしまった。

私達だけだとついて行けない―――そう悟った私達は、ネギ君を呼んで来るために、校長室を後にした。

Side out
―――――――――――――――――――――――――――――


「と、言う訳で、ワシら四長全員出張っての大捕物じゃ。」

「それはそれは、ご苦労なこった。とはいえ、まさかお前一人で俺を捕まえられるとでも――」


そのセリフの直後、俺の周りに降って来る黒服4人。

神多羅木と恰好は似たような雰囲気だが、物腰は遙かに物々しく、そして・・・とても修練されている。


「初めて見るかの。ワシを護る四天王じゃ。」

「通りで、成程成程。して、紹介はしてくれるのか?」


俺の言葉に四人がズレ無く前に一歩出る。それぞれが腰や背に・・・一様に"刀"を装
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