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こぶたのまき3
こぶたのまき3
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[9] 最初
らんぷりで知らない男の人と家を出たり、満足に食事をもらえなかったり暴力を
受けたりした。傷跡だって残っている。そして父と母は毎日喧嘩ばかりしていた。
私に対しての不満などをぶつけ合っていた。お互い私を邪魔に思っていたのだろう。でも当時の私
はそんなことはわからない。ただ、ただ親の愛が欲しいだけだった。いっぱい求めた。
だけど振り向いてはくれなかった。
ある日、父と母がいつものように口論になっている時だ。今思えば私があの時空気を読んでいればと
思う。二人が喧嘩をしている中私は「おなかがすいた」と母に言った。
母は突き放した。その瞬間私は母の力にかなわず飛ばされ、椅子のがどで頭と背中をぶつけた。
そして、母が持っていたタバコが私の腕に当たりまさに根性焼き状態になった。
病院に運ばれることはなかった。この傷はまだ消えてない。心に残った傷は忘れようと消した。
だが今、思いださされた。何も知らない人に勝手に過去を作られ笑われている。
彼らが一体何を知っているというのか。彼らに何が分かるというのだろうか。
今まで消していた記憶が今よみがえった。みんなの言葉や記憶に私は挟まれ思わずその場に座り込んでしまった。いや泣き崩れてしまった。
私はかわいそうな子なのですか?
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