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【IS】例えばこんな生活は。
例えばこんな家族はいつなんどきも忘れちゃいないだろ
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訪ねてきた。・・・同い年だった。多分天才っていうやつなんだろう。すげぇ(また小学生並みの感想)。

桜花を改良するから預かるらせてくれという事だった。作業は全部学園内でやる気らしい。学園って部外者の立ち入りとか厳しいはずなのに許可貰ってるなんて、実はゾルダーク技研ってすごいところなのかな?

案内したメンテ室には整備科の人が行列を作っていた。リューガさんは15歳という年齢でISの設計図を一から引けるマジの天才で、桜花は彼が手がけたISの一つに過ぎないらしい。第3世代武器って個人で作れるものだったのかと聞くと、親父さんの方が10倍はすごいという返答が返ってきた。貴方の親父さん本当に人間か?シャルが「うちの会社の技術部には絶対聞かせられないなぁ」と苦笑いしてるよ。

改良が始まった。全身のあちこちのパーツが取り外されたりくっつけられたり抜かれたり挿入されたりしている。オウカは相当くすぐったいらしく何やら艶めかしく喘いでいる。あれよあれよという間に外装が変わってゆく。素人の俺にも手際がいいことが理解できるほど作業速い。・・・あ、GM-リンカー使ってる。なんかうれしい。


両肩部の非固定装甲は取っ払われ、代わりに展開装甲とか言う技術の使われたスラスター類が増設された。脚部には撤廃されていた特徴的なスカートが柔軟性を得られるよう改造されて取り付けられた。そして何より頭部。今までは猫耳カチューシャみたいなECCMセンサがあったのだが、それがポニテ付ヘルメットみたいなモノに変更された。何とこのポニテみたいな繊維には大気中に拡散した『桜花幻影』のエネルギー及びシールドエネルギーを回収する機能があるらしい。俺の脳波コントロールで操れるし武器とかまで握れるらしい。これで俺もちょっとは仕事が出来るな。
武装である散華はさらに改良したプログラムをアップデート。特殊グレネード弾頭は段数そのままに拡張領域をちょい増設して改良は終了した。

おめかしの終わった桜花は現状スペックで白式とタメを張れるところまで機能が引き上げられているという。リューガさん凄すぎぃ!!

リューガさん曰く桜花は第3世代兵器試作の時に造ったISで、本格的に調整を練って行ってはいなかったという。ほかに丁度いいISが無かったからこのフレームをIS学園に渡したものの、このあたりできっちり整備してあげたかったのだろう。オウカ共々深く感謝の意を伝えたら爽やかな笑顔で「君こそうちの娘を大切に扱ってくれてありがとう。末永く付き合ってゆくことを願うよ」と言われた。



6月27日

試しに訓練場で桜花幻影最大出力を試してみたらアリーナ内を桜吹雪が乱れ舞った。すげー!キレー!

そして当直の監視員さんに怒られた。そういえばこれジャミング機能あるんだった・・・

でもみんな曰く桜の
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