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ドラクエX主人公に転生したのでモテモテ☆イケメンライフを満喫できるかと思ったら女でした。中の人?女ですが、なにか?
一部:超絶美少女幼年期
五十一話:奴隷ライフに足りないもの
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ろ、あったし!

「キラーパンサーは、……別だろ」
「……ですよねー……」

 でも、まあ、いいや。
 いるには、違いないし。

 ……あー、モモに会いたい。
 モフモフしたい。

「……モフモフ……」
「は?」
「モフモフが、足りない!モモが、足りない!!」
「また訳のわからないことを」

 とりあえず、手近なところでヘンリーの頭をわしゃわしゃしてみます。

 お姉様方がなんかどよめいてますが、その前に。

「……モフモフじゃ、無い……」
「……お前は、何がしたいんだ」

 サラサラツヤツヤで手触りはいいんですが、違う!
 モフモフじゃ、無い!!

 次なる獲物を求めて、観客(ギャラリー)の皆さんに目をやります。

「ドーラ様とヘンリーくんか……うん!アリね!」
「どっちが攻めなの?リバよね?そうよね!」
「ドーラ様が、こっちをご覧になってるわ!」
「あ!こちらにいらっしゃるわよ!」
「早速、捨てられるヘンリーくん……萌え!」

 なんかキャーキャー言われてますが、今はそれよりも。

「……失礼」

 わしゃわしゃ。
 ……違う。

「キャー!ドーラ様ー!あたしも、あたしも!」
「ずるい!私もー!」
「ドーラ様ー!ナデナデしてー!」



 妙にノリノリだったお姉様方は勿論として、おばちゃんにおじちゃん、おばあちゃんにおじいちゃんときて、さらにお兄さんたちに手を伸ばそうとしたところで。

「いい加減にしろ」

 ヘンリーに止められました。

「だって。まだ、モフモフが」

 モコモコみたいな、惜しい感じの人はいたんだけど。

 あの、お兄さんたちの中に!
 もしかしたら、いるかもしれないじゃない、モフモフが!

「いねえから。無理だから。人間には」
「そんなの、わかんない!私は、諦めない!」
「わかるから。諦めろ、そこは」
「お兄さんたちだって期待して待つ感じの態勢に、入ってくれてるのに!」
「余計ダメだろ。やめろ」

 ヘンリーの言葉に、なぜかビクッとするお兄さんたち。

 別に、大丈夫なのに。
 ガチでロリコンでなければ。
 少々の、ロリッ気があるくらいならば!

「やめろ。犯罪を誘発するな」

 え?犯罪?
 うん、それはいかんね。
 ドーラちゃん可愛さのあまり、一時の気の迷いで道を踏み外させるようなことになっては、いかんね!
 未遂の段階で返り討ちとは言っても、遺恨は残るだろうからね!

 やだアイツ、ロリコンなんだってー。えー、きもーい。って、お姉様方にヒソヒソ言われ続けるとか、可哀想だよね!

「わかった、やめる。ありがとう、目が覚めた」
「わかったら、いいけどよ。なにでスイッチが入
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