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マジカル☆ウィッチルフェイちゃん! 
マジカル☆ウィッチルフェイちゃん黒魔術試験を受けるA
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指定しないと駄目ですよ」

 地面にしゃがみこんで息を整えているエリスを支えて、私はつい、余計な事を言ってしまいます。

「ありがとう。ルフェイちゃんって魔術の事になったら容赦ないよね。御蔭で上達できるんだろうけど」

「ごめんなさい」

 それから、エリスの班の人達が終わり、先生が次の的を用意しだします。次の人達は準備する事になりました。

「ねえ、ルフェイちゃん。火ってどうやって自然に起こすんだ?」

 次のグループの男の子が私に聞いてきたので、私はちゃんと答えてあげます。

「それはですね……熱量と発火する物資……いえ、この辺は魔力の方が早いですね。簡単にいえば、今みたいに晴れてる日限定ですが、着火物質として形成した魔力を作り、太陽の光を集束させて集めて形成した魔力に照射……ぶつけます。そうすると火が起こります。後は形成した魔力と酸素……空気が尽きない限りは燃え続けます。なので、オススメは風の魔術との複合が一番火力が出ますよ」

「ありがとうよ! 先生、いいかー?」

「いいぞ」

「行くぜ、フレイムソード!」

 男の子は空中に剣状の魔力を作り出して、教えた通りに発火させました。

「今だぞ!」

「ああ! ウィンド!」

 その班の子達が空気を送ったり、太陽光を集めて激しく燃え盛らせました。それを的に向かって投げました。

「させるかっ!」

 先生は水の魔術で消してしまいました。

「ちょっ、何するだよー」

「そうだぜ、先生ー」

「お前らは合格でいい。これ以上的を壊されたら、俺の給料が下がるんだよ! いいか、お前らが優秀なのはわかった。だから、先生に向かって攻撃してこい。先生が直接判定してやる」

 世知辛い世の中のようです。魔術の研究ってお金かかりますからね。学園から研究施設は貸し出されますが、授業以外で使う素材は実費になるので大変だそうです。

 それから少しして、私のクラスは全員合格しました。点数に差はあれど、概ね60点以上です。私の忠告を聞かずに自然科学を使わなかった人達が60から80点くらいです。使った人達は70から90くらいでした。

「早めに終わったな。さて、本来なら検討会に入るんだが、お前らは次の時間もテストだから、白魔術に関してルフェイの講義を受けろ。俺はちょっと、学園長室に行って、教材の注文してくるわ」

「えっ、先生……何勝手に……」

「問題無いだろ。後で何か買ってやる」

「じゃあ、ケーキの材料を指定するので買ってきてください」

「わかった」

 これで美味しいケーキが食べられます。家じゃ料理はさせてくれないからね。流石に子供すぎるそうだよ。

「じゃあ、白魔術の講義を始めますね」

「「「は〜い」」
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