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少年は魔人になるようです
第63話 戦いの序章が幕を開けるようです
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ら出て行く。でも、ここのダイオラマ凄いよね。
学園長先生のとこのは、二十四時間過ごしてからじゃないと出れないのに。

「お肉〜お肉〜♪おっにっく〜♪」
「あーコラコラ明日菜。野菜も刺しなさいって。」
「いーじゃんいーじゃん。」

熱された網に乗せると、肉が良い音を立てて焼ける。けど、買い物組の皆さん待たなくていいのかなぁ?
・・・そうだよ!あっちで十分くらいだとしても、こっちで、えーっと・・・4時間じゃないか!?

「あ、明日菜さん、朝倉さん!僕が時間設定してきますから、焼くのは待ってください!」
「時間?」
「……あーーー!!ああ!そっか!!すっかり忘れてた!で、でも勿体ないし、これだけでも―――」
「数分で済むようにしますから、待ってください!」

一応言い、家の方に走って行く。
インターホンの位置に学園長室にある物と同じパネルを見つけ、こちらとあちらの時間を逆転させる。
十数秒後、買い出しに言っていた三人が帰って来た事を確認し、時間を戻す。

「お帰りー。」
「たっだいまぁー!さぁ飲むぞ食うぞー!!」

宴会か、と心の中でだけ突っ込んでおいて、僕も輪に加わる。

三つある網(?)は、肉だけの串を焼く明日菜さん達・戦場網、逆に野菜だけの串を焼く千雨さん達・黙々網、
バランス型ののどかさん達。僕は堅実に、のどかさん達のまったり網で食べる事にした。

―――その後二時間以上は騒いでいただろうか。
"しめ"と言われて焼きそばまで食べ、片付けまで終わったのだけれど・・・。

「来ないねー、ノワール先生とアリカ先生。」
「ねー。どうしたんだろ?」

家(別荘?)に行ったきり、音沙汰無しの二人。呼んでみたのだけれど返事も無く、中に入るには恐ろしく。
窓から覗いても見たのだけれど、姿も見えなかった。

「うーん、仕方ないですし、今日は帰りましょうか。」
「そうでござるな。一応、あちらでも時間は立っているのでござるし。」

バーベキューセットを洗ってまとめ、砂が無い家の前へよせておく。そして、魔法陣から出て、寮へ戻る。
―――その時は、気付かなかった。ポケットの中で、カシオペアが作動した事に。

Side out


Side 愁磨

「超、準備はいいか?」
「無論、出来ていル。そちらこそ武機神は完成しているかナ?」
「誰に言っているか。」

俺がニヤリと笑うと、超も苦笑したようなニヤリで返して来る。
明日・・・学園祭三日目、世界樹の魔力が最も満ちる時。学園祭ラストから始まる計画。

「(ネギが俺の思惑通り動いてくれれば、楽しくはなるがな。)」
「して、武機神はどこに?地下に移してあるのカ?」
「いや、こっちだ。」

製造用のダイオラマ球を出し、超と一緒に
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