第二十四話水牢鮫踊り
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マグノリア大通り
ウェンディと鬼鮫が激戦を繰り広げていた。鮫肌の隙を突き鬼鮫に一撃を加えるも鬼鮫が水球を作り出し戦いは、水中船に移行した。
鬼「ここは、私の独壇場あなたは、勝てませんよ」
その鬼鮫の姿は、半漁人のような姿をしており先ほどまで握っていた鮫肌の姿はなかった。
シ(まずいわね・・ここは水中息が切れたらそこで終わりそれまでに決着をつけなかったら・・)
ウェンディにそのことを伝えようとするが水中のためしゃべることができない。
ウ(私はともかくシャルルの息が持つかが心配・・だったら)
ウェンディは、シャルルのほうを向き軽く手を出す。するとそこから風が現れる。するとものすごい勢いでシャルルが飛ばされる。そのままシャルルは、水球の外に出る。
シ「ゴホッ・・ゴホッ・・」
外に出たシャルルは、息を整えた後先ほどまでいた水球に目をやる。
シ「ウェンディ・・・」
シャルルがもしあそこに戻れば、自分は、足手まといになってしまう。そう考えた。シャルルは、ウェンディの無事を祈るしかなかった。
水球の中
鬼「よく気づきましたね。水牢鮫踊り術の中では、魔力を私が奪い続けます。見たところあの猫は、魔力が高くありませんからね、すぐに魔力が底をつくのでここから出して正解です。それとこの水牢が私を中心にできていることにも・・」
この水球・・水牢鮫踊りは、鬼鮫を中心にしておりどれだけ泳ごうと鬼鮫が追いかける限り外にできないのだった。それにこの水牢は、中にいるものの魔力を吸収してしまう。それに息が切れてしまえばそこで、おぼれてしまい死んでしまう。だが鬼鮫は、半漁人となっているためエラ呼吸をしている。いわば、ここは、鬼鮫の独壇場なのだ。ウェンディは、手と足から風をだし鬼鮫に向かって泳ぎだす。水中を自由に泳ぐことができる鬼鮫に対してウェンディが考え出した作戦だった。風を使って自分の泳ぐスピードを速めたのだった。しかしそのスピードは、鬼鮫に及ばず簡単にかわされそしてかわす暇もなく連続攻撃を受け続けた。
水球の外
シ「ウェンディ・・・」
ア「シャルルウェンディと一緒じゃないのか?」
アギトがシャルルに問いかけた。アギトは、暁が襲撃してきたときからリーダーのペインの居場所を調べていた。しかし居場所は、分からず誰かを捕まえて聞き出そうということになり探している途中水球を見つけ今に至るというわけだ。
シ「あの中よ鬼鮫とかいうやつも一緒よ」
ア「鬼鮫・・・暁か!?」
その時突然水球が消えた。
シ「消えた・・・」
ア「決着がついたようだな行くぞ!!」
シャルルとアギトは、水球のあった場所に向かって走り出した。
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