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剣の世界の銃使い
プロローグ
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無限の蒼穹に浮かぶ巨大な石と鉄の城。それがこの世界のすべてだ。
職人クラスの酔狂な一団がひと月がかりで測量したところ、基部フロアの直径はおよそ十キロメートル、その上に無慮百に及ぶ階層が積み重なっているというのだから、茫漠とした広大さは想像を絶する。総データ量などとても推し量ることが出来ない。
内部にはいくつかの都市と多くの小規模の街や村、森と草原、湖までが存在する。上下のフロアを繋ぐ階段は各層に一つのみ、そのすべてが怪物のうろつく危険な迷宮区画に存在するため発見も踏破も困難だが、一度誰かが突破して上層の都市に辿り着けばそこと下層の各都市の《転移門》が連結されるため誰もが自由に移動できるようになる。
そのようにしてこの巨城は、二年の長きに渡ってゆっくりと攻略されてきた。現在の最前線は第七十四層。
城の名は《アインクラッド》。約六千もの人間を飲み込んで浮かび続ける剣と戦闘の世界。
またの名を──

《ソードアート・オンライン》。





「おっ、いたいた・・・」

俺はお目当てのモンスターを発見した。100メートル以上離れた先に、一匹のモンスターが佇んでいた。
モンスターの名前は《ブルーサラマンダー》。このエリアではレベルも高く、滅多に出現しないモンスターだ。サラマンダーというだけあって見た目はよくRPG等で見るトカゲ男なのだが、こいつは異様に逃げ足が早いという特徴を持っている。そのため、奴から出るアイテムや素材は貴重でプレイヤーたちから重宝がられている。しかし、逃げ足が早いため、エンカウントできる可能性はかなり低いし、滅多に出ないうえにすぐ逃げられる。簡単に言うと、素材版のはぐれメタルだ。
見つけたはいいが、このまま正面から突っ込んで行っても普通に逃げられるだけだろう。いくら俺が敏捷地に特化のステ振りをしているとはいえ、流石にあいつに走って追いつくのは辛い。
だが、俺には奴に気づかれず一撃で倒すことができる、まあ、いわば裏技が存在していたりするのだが。
周囲の索敵をして、周囲に他のプレイヤーがいないことを確認してから、右手を振りメニューウインドウを呼び出す。
アイテムリストの中から、一つを選んで装備フィギュアにスクロールする。そして、スキルウインドウを開き、武器スキルを変更。ここまでやれば分かるだろうが、俺の持っている裏技。それは、とある武器への変更だ。
ここまで操作したところで、腕に新たな重みが加わる。
まず、目に付いたのは燃える様な(くれない)。紅をを基調とした色合いで、黒や白で細部が色付けされている・・・・


《銃》だ。


銘は《クリムゾンフレア》、銃の中でも大型のスナイパーライフルの分類に入るらしい。俺が作ったわけではないし、元の世界でも銃に詳しかったわけではないので、そこら辺はよく分
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