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ロザリオとバンパイア〜Another story〜
第17話 少女達との出会い
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なきゃ 私の大切な妹を…)



そう…ここで、臆すわけにはいかないのだ。

臆する…そんな経験ほとんどないというのに…

それでも!

……一瞬モカの方に振り返り、見つめ決意を強めた。



緊迫した空気だったんだ。

だからジャックは慌てて。

『…あ…ああ、ゴメン。警戒しなくても大丈夫だ…。俺は敵じゃない。君は、「恨みを持つものか?」と聞いていたけど、君のことも知らないからな…持ちようがないさ。俺は彼女に…アカーシャに会いに来ただけなんだ。彼女は館かい?』

明らかに警戒している…亞愛にそういっていた。

本当に、警戒する必要は無いんだ。

自分は敵じゃないし、敵対などするつもりは毛頭無いのだから。










モカ side





モカは、亞愛の後ろで、じっと、彼を…ジャックを見ていた。

そして、その目を介して感じていること。

それは…亞愛とは全く逆の印象だった。


(なんだろう……この人 何か温かい感じがする……。初めて会ったのに……。)


そう、 安心するそういった感じだ。

初めて…会うのにそう感じた。

だからこそ…。



(亜愛姉さん この人は大丈夫だよ きっと)



亞愛にそういったのだ。





モカ side out








亞愛は、モカの言葉を聞き。

「ううん… ホントにそうかな? でも モカがいうなら…」

亞愛は少し安心できた。

さっきまで…妹は…

モカは…襲われていた。

普通ならば…そんな状況にいれば…

どんなものでも…疑い深くなるものだ。

赤の他人ならなおさらの事。

なのに、

…警戒深い状態になっている妹(モカ)が気を赦す…と言うのなら…

亞愛は、しばらくモカの目を見ていた…。

その時!




“ヒュッ!!”




振り返ったとき、男はその場所にいなかった。

ジャックは一瞬で間合いを詰め モカの前に移動した。

「……ッ!」

一瞬の出来事に驚いて モカそのまま動けなかった。

「モカ!!」

そして、対照的に亞愛はすぐに動く!



油断した!!



そのことだけが頭に残る。

だから…今回は迷わない!


「ッ!!」


すぐさま、次元の刃…それを手に纏う!!

そして…





“ズバッッ!!!!!”





男を…切った!!

それは…間違いなく。

間合い・タイミング・そして 男を次元刀で切り裂くはずだった…

タイミング…間合
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