暁 〜小説投稿サイト〜
情緒不安定期間
空腹シンドローム

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日に当たらない
僕の素肌は

死人のように 真っ白で


所々のアザや傷が
とても映えて見えた



やに臭いリビングに
見もしないニュースが流れる


自分のことで精一杯なのに
国や世界なんて 知ったこっちゃないよ

そんなことよりお腹がすいた
腹の虫が 弱々しく泣く



お酒のならんだ小さな机
白い お皿に 薬が3つ

お昼ご飯よと
ママが笑った

風邪薬に、酔い止めに、
よく分からないお薬1つ

大丈夫よ お薬だもの
体に良い健康食だとママが笑った


空腹な僕はお薬を
一つ一つと食べるけど


お腹いっぱいになるはずもなく
唾液に溶けた 薬と僕の本音


口からでるのは出任せばかり



いろんな色した嘘たちが
淡々と口から出ていくの




「美味しい」なんて言ってる僕は
きっとどこかが壊れている







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