暁 〜小説投稿サイト〜
ゲルググSEED DESTINY
第二十七話 反撃開始
[2/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
るはずだ!なのにそれを見捨てろって言うのか、君は!?』

会話の応酬をしながらもセイバーもフリーダムもデストロイに対して攻撃を止めない。しかし、両者の連携など無く、お互いに距離を取って攻めるだけで、まるでその距離が彼等の今の心の距離感を表すかのようだ。
セイバーの収束ビーム砲がデストロイに向かって放たれるが、その砲撃はデストロイに届く前に霧散する。

「何だと!?」

『アスラン、今は奴を落とすことに集中しろ!アークエンジェルの奴等は無視しとけ!』

遅れてやってきたハイネがアスランを説得する。グラディス艦長は無視は出来ないといっていたが、だからといってこっちから積極的に関わる必要も無い。警告はしたのだ、これ以上こちらからアクションを行う必要は無いだろう。

『ハイネ!懐に潜り込めば奴に有効打を与えれるかもしれない!』

シンがIフィールドに弾かれるビームを見て、そう判断し接近戦を仕掛ける。一気に戦場に介入してきた機体が三機も現れ、流石にそれら総てに対応することは出来ず、インパルスの接近を許してしまう。

『貰った!!』

『その程度でやらせるかよ!』

しかし、インパルスの攻撃はデストロイの陽電子リフレクター―――シュナイドシュッツSX1021によって防がれる。

『何!?』

陽電子リフレクターはビームサーベルやビームコーティングをした兵器などなら突破できるはずだ。しかし、結果はどうだ?ビームサーベルは陽電子リフレクターを突破し切れなかった。

「どういうことだ!?アレは陽電子リフレクターじゃないのか……?」

『そうじゃないみたいだぜ、インパルスのビームサーベルを見てみろよ』

アスランが驚いていると、ハイネが理由を察したのかシンのインパルスが持つビームサーベルを見るように言う。

『ビームが……減衰している!くそッ、エネルギーも!?』

シンが自機のビームサーベルが減衰しているのを見て、距離を取る。ビームサーベルは持続的にエネルギーを供給し、その威力を維持する装備だ。しかし、そのビームサーベルの威力が減衰し、元の出力に戻そうとして自動的にエネルギーをより多く供給されていたのだろう。

「これは一体……?」

『さっきからビームを弾く膜みたいなのといい、どうやらビーム兵器全般に通用するみたいだな。全く、連合の奴等、何てもの造ってくれやがる!?』

ネタがわかれば単純な話。Iフィールドは外部にだけ存在する膜ではない。内側から外側に向かって広がっていくように展開している、まさに領域と呼べる存在なのである。それは即ち、近づけば近づく程Iフィールドはその効果を増す。その結果、ビームサーベルは威力を減衰させ、陽電子リフレクターでも防げる程度の威力となったのだ。

「厄介だな―――接
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ