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IS 〈インフィニット・ストラトス〉×トリコ 食を探求する夏の毒!
女神と炎覇龍 父の役目
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「キィルルルルルルルルルッ!!!」

一夏の言葉に呼応するように耳をずんざく空を割るような鋭く高い声が上がる。それと同時に一夏と優奈の前に砂埃が上がり始める。姿が見る事は出来ない、透明で周囲の景色に同化しているように見える。が、少しずつ同化が消えて行き、声の主の姿が見え始めてきた。

大きく広げられている巨大な翼、赤に薄いオレンジが掛かっているような色合いをしており翼の先端は赤黒い色をしている、美しくも禍々しい。鋭く見ているだけで切り刻まれたような不思議な感覚が身体を貫く爪、大地に突き刺せば深々と全てを穿つ様な嘴、右目が地底で唸りを上げる紅蓮のマグマの如く赤く、左目は深き深海の激しく蠢く海流のように蒼い。胸には翼を広げた鳥のような紋章のような宝石が付いている。そして何よりも巨大、翼を広げれば旅客機を軽々と越す大きさだ。

一夏の相棒の一柱、エンペリアファルラのファルスザー、愛称はファルザー。以前改造を終えた専用機を一夏に届けたハーキュル、グートと親である。

ファヴォルはゆっくりと地面を割らないように慎重に地面に降り立って一夏に甘えるように顔を一夏に押し付けて声を出して一夏に甘える

「キルルルルルルッ♪」
「よしよし、良い子にしてたかファルザー?」
「キルルルル、キィルルルル!」
「そっかそっか、んじゃ今度めいいっぱい遊んでやるからな。それじゃ背中に乗せてくれ」
「キル!」

ファルザーは一夏と優奈に背中を向けてから身体を沈めて背中に乗りやすいようにしてくれる。一夏と優奈はジャンプをして伏せていても10メートルは下らないファルザーの背中に飛び乗った。ファルザーは二人が飛び乗ったのを確認すると、軽く吼えてから翼を大きく羽ばたかせて地面から離れて大空へと飛び立った。そして、次第にファルザーの姿は周囲の景色に同化して行き、遂には姿が見えなった。その間にもファルザーは加速して行き、一瞬でマッハ7まで加速して日本からフランスへ向かっていく。ファルザーは最短ルートでフランスへ向かっているため、フランスまでの距離は9583.47km。そしてファルザーはマッハ7で飛行している為、1時間半さえあれば余裕で到着する。

そして1時間半後、ファルザーはゆっくりと飛行しながらデュノア社上空を飛行していた。因みにファルザーの身体は可視光線や赤外線を含む電磁波を遮断する特殊な構造をしており、ほぼ100%のステルス能力を持っている。その為、レーダーでもファルザーを捉える事は不可能。肉眼でしか確認は出来ないが、周囲の風景と同化もしているので視認は困難を極める。

「さてこれからデュノア社に殴りこみでいいのかな?」
「ええ、でも警備員とか居るから全員ノッキングして黙らせないとね。さてと・・・」

ファルザーの真下にはデュノア社の巨大なビルが建
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