暁 〜小説投稿サイト〜
行くぜ俺らはボーカロイド!
#03

[8]前話
 ドスンッ!

 「いたっ!」

 「いて・・・」

 落下してきた(?)場所は巨大な大木の前。

 「ここ・・・どこだよ・・・」

 「わからん・・・あれ?」

 「なんだよ」

 「・・・荒川、なんで玲の恰好?」

 「へ・・・?あ、ホントだ!」


 玲というのは俺が活動している動画サイト内の名前。
 二か月前にボーカロイド化され、凪音玲というモジュールで販売されている。

 俺と声質の似ている音原は凪音ノンという名前で、俺とは双子の兄妹という設定だ。

 「お前もノンの恰好だよ」

 「・・・ホントだ」

 耳に手をやると、マイクがある。

 もしかして・・・

 ここ、ボカロの世界!?
[8]前話


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