暁 〜小説投稿サイト〜
真似と開閉と世界旅行
雪降る街〜
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俺達は知事の家に到着したが・・・

「・・・お兄さん!?」

・・・知事がジェイドを見てそう言うと、全員がビックリする。

「お兄さん!?え!?マジ!?」

「やあ、ネフリー。久しぶりですね。あなたの結婚式以来ですか?」

「お兄さん!どうなってるの!?アクゼリュスで亡くなったって・・・」

「実はですねぇ・・・」

ジェイドが事情を話す。

「・・・何だか途方もない話だけれど、無事で何よりだわ。念のためタルタロスを点検させるから、ピオニー様にお会いしてね。とても心配しておられたわ」

「おや、私は死んだと思われているのでは?」

「お兄さんが生きてると信じていたのはピオニー様だけよ。皆さんも出発の準備ができるまでしばらくお待ちください」

・・・どうやらネフリーさんは宿も取ってくれたみたいだった。・・・更に仰天。あのディストもここの出身らしい。あ、そうそう。ガイから聞いたのだが、フォミクリー・・・つまりレプリカ技術を生み出したのはジェイドらしい。・・・つまり、ルークが生まれたのは間接的とはいえ、元凶はジェイド・・・と言っても差し控えないらしい(もっとも、ルークはそれなりに感謝していたが)・・・とにかく、俺達はホテルに到着する。

「知事から承っています。ごゆっくりどうぞ」

「あ、俺ネフリーさんトコに忘れ物した。行ってくる」

ルークがやけに棒読みでそう言った。

「俺も行こうか?」

「ネフリーさん、女だぞ」

「美人を見るのは好きだ」

「ガイも男性ですものね・・・」

「年上の人妻だよ〜?」

「や、違うぞ!変な意味じゃなくて・・・」

「ご主人様、ボクも行くですの」

「あーもう、うぜぇって!俺一人でいいよ!」

ルークはそう言って走り去っていく。

「・・・変な奴」

大方ネフリーさんに話を聞きにいったんだろうけど・・・

「俺達は休むか・・・な、愛依?」

「・・・あ、うん」

ぐるる〜・・・

「・・・!」

愛依が顔を赤くして腹を抑える。

「・・・飯食いに行くか?」

「・・・(コクッ)」

俺達はジェイドに一言言ってからホテルのレストランに入る。

「いらっしゃいませ、こちらの・・・席・・・へ・・・」

いきなりウエイトレスが俺を見て固まる。

「・・・咲、さん?」

「え・・・あ、な、撫子!?」

服装や髪型が違うのでお互いに気づけなかった。

「何やってんだ。早く案内・・・って、あ」

奥から出てきたのは・・・黒羽だ。

「な、何で黒羽まで・・・」

「いや、咲の手助けをしようとしたら転移がズレてな」

「・・・凍えそうになりながら、ここに到着して、アルバイトをし
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