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【完結】剣製の魔法少女戦記
第五章 StrikerS編
第百三十三話  『フィアットのシホ観察記録』
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Side フィアット・スクライア



…ん?
ああー!
やっと私の回が回ってきましたか。
………って、なにメタな発言をしているのでしょう。反省反省…。
さて、気を取り直しまして…。

…ティアナの一件が片付いて、ティアナはお姉様にさらに憧れを持ったらしいです。
それで最近はお姉様、ティアナ、それにたまに訓練に付き合うヴァイス陸曹の三人でよく個人レッスンをしている。
それでなのはさんが少し嫉妬していたりするのは、まぁしょうがないですよね。
それと近々お姉様達はフォワード達のみんなにお休みをやろうという話が持ち上がっている。
機動六課が始動してからずっと訓練漬けでしたからねぇ…。
久しぶりの休日を楽しんでもらいたいですね。
え? 私達にはないのか、って?
当然ありますよー。
ただそういう描写が描かれていないだけで適度に休息はとっています。
…って、また誰に説明しているのでしょうね、ホントに…。

さて、話は変わりますが本日は私が兼任している無限書庫の兄さんの手伝いで司書の仕事もありません。
それに機動六課での書類仕事も私にとっては軽いものばかりですから暇というわけでもありませんがお姉様でも観察してみましょうかという事にしました。

「マグナ、お姉様は今どこにいるか分かりますか?」
《はい、今はオフィスで書類整理などをやっています。見に行きますか、マスター?》
「そうですね。それじゃ私も一緒に残りの分も終わらせてしまいましょう」

それでオフィスに向かいお姉様に近づく。
けどお姉様は私が近づいているのがすぐに察知したらしくデスクに向かいながらも、

「…フィア? 私になにか用? 気配を殺しているようだけどバレバレよ」
「あ、あはー…バレちゃいましたか。さすがお姉様です」
「フィアは普段は優秀なのに、自分で言うのもなんだけど私絡みになると行動が甘くなるからすぐにわかるのよ」

椅子を回転させて私の方に向き直りながらお姉様はそう言う。
うぅ〜…そんなに私、脇が甘いですかね。
お姉様をビックリさせるにはもっと精進が必要そうです。
頑張りましょう! おー!!
と、一人、心の中で自分を鼓舞してから話しかける。

「お姉様、本日の予定はどうなっていますか…?」
「予定、ね…。そうね、午後の教導はなのはが受け持つって張り切っていたのよ。
だから今日はちょっとくつろげる時間をもらった事だし今ある書類整理が終わったら自分事でもしようかな、と思っているわ」
「そうですか。それじゃ今日は私も手が空いていますのでお付き合いさせてもらっても大丈夫ですか…?」
「ええ、大丈夫よ」

と、そこにリインがフヨフヨと飛んでいるのを発見。
お姉様はそれはとてもいいカモを発見したよ
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