暁 〜小説投稿サイト〜
ロボティックス・ワールド-Robots of underground facilities-
3.工場フロア
階段下のベルトコンベアー

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階段の下はまた何かの機材とエレベーターがあった
エレベーターは廃棄エリアに行くためのものだ、今は関係ない
機材のほうも特に関係なかった

「で、あれを直さなきゃいけないわけだが」

あれというのはロボットの設計図の事だ
設計図はあらかじめ先にパソコンで作った3Dデータを階段横にあった機材に登録して、ベルトコンベアーをまたいだ先で変更できる

が、工場の生産を止める方法がない…
プレス機も切断機も止まらない状態で向こう側に行くのは可能だが、あまりにも危険だ

「どうする?」
『どうする?、と言われても…』
「お前行くか?」
『…いやだ』
「お前のほうが小っちゃいんだから俺よりは壊れる可能性低いじゃないか!」
『小っちゃいとかいうな!!
 それに小さいから一回当たっただけでも致命傷なんだよ!!』
「…うん」
『だからお前が行け』
「やだ」
『こいつ…』
「死んでもやだ」
『死なないだろ、直せばいくらでも生きれる、というか生きてんのか?』
「生物的には死んでる、ロボットとしては生きてる」
『うん、話戻そ』

いつの間にか生命の基準について話していた

「じゃあ一緒に行こ!」
『やだ!』
「…もういいや、行ってくる」

『………待って!』
「なに?」
『なんか俺がただのビビりみたいじゃん』
「事実じゃん」
『やっぱ一緒に行く!』
「最初からそうすれば早かったものを」
『でもこの言い合い始めたのお前だよ』

…うぅ、反論できない…

ということで一緒に行くことにした
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