暁 〜小説投稿サイト〜
とある碧空の暴風族(ストームライダー)
武装無能力者集団
Trick30_仲良しさ
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「俺が相手をしてやる」

黒妻が御坂よりも先に前に出た。

信乃の仇討ち、泣いている女の子に戦わせられない、様々な感情が
宗像の殺気に縛られていた黒妻を動かした。

「いや、俺が遊びたいのは超電磁砲(レールガン)だ。
 君は引っこんでいてもらえないかい?」

「はい、そうですかって言うと思うのかよ?」

黒妻の低い声が響く。怒りを通り越して冷たく怒っている。

「もちろん、そう言ってもらうよ。じゃなきゃ彼に死んでもらうことになるからね」

宗像は信乃が入っていった奥の部屋を一瞥し、自分の首に付いている装置を軽く撫でた。

「爆発させるってわけか・・・」

「その通り。言うとおりにしてもらえれば爆発はさせないと約束する。

 さて、どうする超電磁砲?」

「・・・・わかったわ」

涙を拭いて御坂は立ち上がった。

「御坂さん何を考えてるの!?」

「お姉様、危険です! あの男は人を殺すことをなんとも思っていませんわ!
 ここは作戦を練って「黒子、ごめん」  お姉様・・」

固法と白井の制止、それを遮って御坂は前へと出る。

「私をご指名って言うなら相手になる。信乃にーちゃんは簡単に死んだりしない。
 だったら私があいつをぶっとばして助け出す」

静かに御坂は言った。




宗像は再び刀を出した。もちろん信乃との戦闘で使ったものではなく別の刀を。

2本をそれぞれの肩に担ぐようにした独特の構えをして御坂を見る。

御坂は刀に対抗して工場の中の砂鉄を集めて剣を作りだした。

電撃で倒すのも吝かではないが、なぜか相手の土俵(武器)で戦い倒したかった。

御坂の剣が完成したと同時に宗像が切りかかる。

しかし信乃との激しい戦闘を見た後では遅すぎて素直すぎる攻撃だった。

御坂はそれを砂鉄の剣で受け止める。

超振動で切れ味が格段に上がっているはずの砂鉄の剣で受け止めた。
だが鉄であるはずの刀は切れない。

御坂は一瞬驚いたが、これほどの異常者であれば武器も特殊なものを
使っていてもおかしくないと考えて目の前の戦いに集中した。

宗像の刀と御坂の砂鉄の剣。2つが鍔競り合いになった。

自然と2人の顔も近くなる。

「僕の話を聞け。もちろんは反応はするな」

「!?」

御坂の砂鉄は微振動をしている。
鍔競り合いをしている今は金属のこすれる音が響いていた。
そのせいで周りに宗像の声は聞こえずに誰も気づいていない。

そう言った後に宗像は一度距離を取って、下段からの切りあげの攻撃をする。

御坂はそれを砂鉄の鞭に変えて止める。

「僕は時間稼ぎがしたい」

「あんたなにを「反応するな」 !?」

「あんた
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