暁 〜小説投稿サイト〜
もう1人の子供魔法先生
5話
[1/2]

[8]前話 [1] 最後
夜、エヴァの家にて
「おいっ寮の方に行くぞ」
急にエヴァがそう言ってきた
俺が理由を聞くとエヴァは女子寮にある大浴場に行くと言った
「勝手に行ってこいよ……俺はこの家のに入るからさ」
「一緒に来たら私や茶々丸の裸が見れるぞ?」
エヴァがニヤニヤしながらそう言ってきたが
「そういうのはもっと色々育ってから言いやがれ、この幼児体型」
「誰が幼児体型だーー!!」
「お前に決まってるだろーが!鏡見ろ鏡!」
「やはり風呂の前に貴様と肉体言語で話し合わなければならぬようだな」
「おっヤルのか? いいぜ! じゃーさっさと魔法球の方に行くか!!」
「完膚無きまでに叩き潰してから気絶している貴様を風呂に連れて行ってやろう」
「逆に俺が気絶させて家の風呂に放り込んでやるよ」
そして俺とエヴァは魔法球の中へと入っていった

その後
「茶々丸……自分で歩けるから下ろしてくれ……」
今、俺は茶々丸に背負われて女子寮へと向かっている
「ダメですカイト先生。マスターの命令ですから」
「手を離すと逃げそうだからな」
「ちっ……」
俺の考えはどうやらバレバレのようだった
「っと言うか貴様、私より弱いのがわかってるのに何故挑むのだ?」
確かに今のところ俺とエヴァの実力差はかなりの開きがある
だけど……
「魔力量と技術と経験が負けてても絶対に勝てない何てことはねーじゃねーか」
「カイト先生、流石にそれは勝ち目が無いかと」
「茶々丸の言う通りだぞ? 流石に今のお前如きなら何があろうが私は負けんぞ?」
「………ぜってー近い内に勝ってやる」
俺はそんな負け犬のような戯言を言いながら
茶々丸に背負われたまま女子寮の中へと入っていった

そして特に誰とも出会わないまま大浴場へと到着した
「ってかマジで俺なんの為に連れてこられたんだよ」
俺はエヴァにそう愚痴りながら服を脱いでいっている
「主な理由は貴様への嫌がらせだな」
「おいっ」
ここに来てやっと俺が一緒に連れてこられた理由がわかったのだが
それがただの嫌がらせだとエヴァは言った
「では行くぞ」
そう言ったエヴァはタオルで体を隠すようなこともせずに堂々と俺の方を向いて言った
ちなみに茶々丸はちゃんとタオルを持っている……隠してはないけど
「はぁ…わかったよ」
そして俺は一応タオルで下半身を隠してエヴァの方に近づくと
目にも見えぬ速さでタオルを回収された
「何すんだよ」
「なに、私や茶々丸を見て欲情してないかと思ってな」
エヴァがそんな事を言うが
「そもそも俺はまだ10歳だぞ? 女の裸とかに興味がまだねーんだよ」
まだ俺の体は成熟しきっておらず
女性の裸を見ようが俺の物が反応を示す事はない
「なんだツマらん……」
エヴァはそう呟くと脱衣所の先にある浴場
[8]前話 [1] 最後


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ