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とある六位の火竜<サラマンダー>
学舎の園
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「楽しみですね、学舎の園!」

隣に座る佐天に初春がキラキラと目を輝かせながら言う。外で大雨が降る中、2人は学舎の園に向かうバスの中にいた。

「っていっても、そこってただ女子校が集まっただけの町なんでしょ?」
「その集まってる女子校が普通じゃないんじゃないですか!」

初春が佐天の言葉に反論する。

「常盤台をはじめ、名だたる名門校ばかり。今回は白井さんが招待してくれたから入れますけど、そうじゃなかったら私みたいな庶民には一生縁のない場所なんですよ~。」
「卑屈だなぁ……。だいたい初春はさぁ………」
「あれ?これって……」

初春の様子を見て、呆れたように何か言おうとした佐天をさえぎるように初春がなにか見つける。その手にはある雑誌。

「な~んだ。佐天さんだって今日行くケーキ屋さんチェックしてるじゃないですか。」
「だ、だってパスティッチリアマニカーニなんだよ!?このチーズケーキ前から食べてみたかったのに
日本じゃ学舎の園にしか出店してないんだもん!」
「佐天さんって意外とミーハーなんですね。」 

恥ずかしそうに顔を赤らめながら力説する佐天に初春は笑顔を見せる。

「そ、それに、神谷にも頼まれたし………」
「そういえば……。神谷さん、一緒に来たかったですね。」
「まぁ女子校が集まってる場所に男子がくるのも気まずいしね。」

ちなみに蓮が頼んだのはチョコレートケーキ。写真で見るだけでめちゃくちゃ甘いであろうことが分かるようなケーキだった。このケーキを選ぶところからも蓮の甘党具合がよく分かる。本当なら自分の目で見て選びたかったようで、女子校の集まりの町に入る羞恥心とケーキに対する食欲の間でぎりぎりまで揺れていたのだが、結局松野になだめられてケーキをテイクアウトしてもらう方法に落ち着いていた。そんな会話をしてるうちに、2人を乗せたバスは学舎の園の前のバス停に到着する。

「うわぁ……凄い雨……。バス早く着きすぎちゃったね。」
「大丈夫ですよ。3、2、1」

大雨の降る外の様子を見ながらバス停の屋根の下で佐天がそう言うと、初春が電子端末を見てカウントダウンわ始める。そしてそのカウントが0になると同時に雨があがる。

「相変わらずこの都市の天気予報は正確だね〜」
「予報と言うより、正確な事象により演算される確定された未来ですね。」
「たまには外すくらいの茶目っ気があってもいいのに。」

天気予報を見ていたらしい端末をしまった初春とそんな話をしながら佐天は歩きだし、学舎の園の入口で許可証をもらう。そうして学舎の園に入ったのだが

「「うわぁ〜〜!!」」

思わず歓声を上げる2人。外とは違う欧州風の建物に信号機のデザインも違う。全くの別世界だった。

「うわぁ、おしゃれ〜!」
「あ
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