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学園黙示録 終末と武器商人
高城家2
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できません。我々のリーダーは小室君です」

「うむ、小室君もいい青年に育った。だが彼には覚悟が足りない。そこにいる武蔵よりもな」

「え?俺?」

不意に名前を呼ばれたので応える

「高茂君が・・・・ですか」

「うむ、彼のことは知っていよう。武器商人だと、」

「ええ、それは本人から聞きました。」

「だがそれだけではない。彼の両親とは古い付き合いでね。武蔵が赤ん坊の頃から知っている仲だ。彼がやっているように彼の両親も同じ、武器商人だったのだ」

「ちょ。おじさん」

「む?何か不味かったか?」

「いや、両親の職業は言ってないんだよ。」

「何、いずれ話すのであったのだろう?」

「まぁ、そりゃあそうだけどさぁ」

「高茂君、本当なのか?」

「ええ、今言ったことは本当ですよ」

「そうなのか。」

「話を戻そう。彼には覚悟があるのだ。無論、小室くんに無いというわけではない。ただ、出来てないように見える。そこで、あなたや武蔵に頼むのだ。不出来な娘ではあるが、守ってやってくれ」

そう言って頭を下げる荘一郎。決して人前では見せないことだろう。その荘一郎が頭を下げているのだ

「・・・・・分かりました。高城会長」

「俺も了解したよ。おじさん」

「すまぬ。話は以上だ」

そう言って高茂と冴子は屋敷の方に戻ったのだった
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