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駄目親父としっかり娘の珍道中
第37話 願い事ってのは大概気がついたら叶っている
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を半ば残念に思いつつ、次の獲物を捜す為に再び路地裏へと姿を消した。




     ***




 沈黙が辺りを覆った。予想だにしない事態が目の前で突如起こったからだ。
 新八の目の前で突如起こった不足の事態。それは、突然現れた四人の変態疑惑を持った男女がいきなり銀時に対し蹴りを叩き込んだ事から始まる。
 そして、今その四人は倒れた銀時に対し激しいストンピングの嵐を見舞っていた。

 引っ込めこの腐れ天パー! 誰がそんなSMプレイなんて望んでるんだゴラァ! ○○○縛りって、近くにあんな子供が居る前でよく言えるもんだわ恥ずかしげもなく! 我等の主は貴様じゃないすっこんでろ!

「ちょっ、待てって! マジでヤバイから、これ以上やられたらパンツ見えるから! マジでサービスショットとか勘弁ってぐあぁ……がふっ!」

 哀れ、銀時は散々ストンピングの嵐に見舞われた挙句飽きられた恋人の様に無造作に捨てられてしまったのだ。
 後ろで蹲っている姿がとても痛々しい。そんな銀時を俄然無視し、再度四人は跪いた。

「お見苦しい場面を晒してしまい申し訳有りませんでした。この上はあの輩を処断致して参りますので暫しお待ちを」
「いや、其処までしなくても良いですよ。流石に銀さんはちょっとやりすぎた感があるのは僕達も理解してますし」

 確かに銀時の悪ノリにはほとほと困っている。だが、だからと言って殺すと言うのはやりすぎだ。
 流石に其処までやられるとこちらとしても黙ってる訳にはいかない。

「と、とにかくさぁ。その主って言い方をまずは止めて貰えると嬉しいんだけど―――」
「黙れ眼鏡。その眼鏡叩き割って只の少年Aにしてやろうかぁ?」

 いきなり近くに居た少女にメンチ切られてしまった。しかも何故か眼鏡に執着してるとか、明らかに新八の存在=眼鏡と言う図式が海鳴市でも広がっている模様だ。

「何それ! 君ら一体何がしたいの? 僕達の事散々主とか言っておきながらその主に蹴りを叩き込むは罵声と飛ばすとか、全く以って訳が分からないよ!」
「何を言う。我等の主は其処に居るお方只一人だ」

 男性がそう言い指し示した人物。それはなんと八神はやてであった。いきなり四人の主に抜擢されてしまったはやては訳が分からず目を点にしている始末であった。

「へ? 私が……ご主人様?」
「その通りに御座います。我が主よ」
「ちょちょちょ、ちょい待ち! 私別にデリヘルとか雇った覚えとかないでぇ。それに私そんなプレイとかまだ無理や。私まだ未成年やし。そりゃ、ちょっとだけ興味はあるかも知れへんけど、でも今は健全なままで居たいんや。健全なエロスを楽しみたいんや!」
「……言ってる事がさっぱり分からないのですが」

 はやての言い分に四人は首
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