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IS 〈インフィニット・ストラトス〉×トリコ 食を探求する夏の毒!
死神の笑い声
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徒を人質に取る可能性も否定出来ないのだ。

「そして下手したらお前も死んでいた。嫌お前が死ぬだけならいいだろう自業自得だ。最悪の場合、他の生徒にも被害が行っていただろう。そのような状況の場合お前は責任を取れるのか、それだけの力があるのか、それだけのコネがあるのか」
「ぐぅぅぅ・・・」

箒は唇を噛み締めながら握った拳を震わせる。一夏の言葉は正論だ、その代わりようのない事実が箒に突き刺さり、苛立ちが生まれ始める。

「これだから自分勝手で可笑しな事しか考えていない餓鬼は・・・嫌いなのだ。アリト、この後危険になった生徒達に謝りに行く。せめての侘びをしなくては俺の気が済まない。自己満足だが、俺の責任でもある」
「・・・了解致しました。(全く、妙なところが正義感強いんだから一夏様は。会長に似たのですかね)」
「・・・・・・納得いかない・・・」
「何?」
「何故私だけがここまで酷く言われなければいけないのだ!!不平等ではないか!!」

箒は全く反省していない口ぶりだった。その表情にも反省の色は全く見られない。その言葉が一夏の額に青筋を立たせるには十分すぎた。

「貴方は自分がした事が理解出来てないのですか」
「うるさいうるさいうるさい!!!私は一夏があの変な連中に苦戦しているから活を入れてやったんだ!!それの何が間違っているというんだ!?なにがいけないというのだ!!!それに被害も無かったからよかったではないか!!!」
「この小娘・・・!!」

アリトは珍しく怒りを露にし口調も荒れた。が次の瞬間に箒は胸倉をつかまれ持ち上がれられる。それの張本人は一夏だった。女子とはいえ高校生を容易く自分の頭の位置にまで持ち上げている。そこへ織斑先生と山田先生が入ってくる。

「い、一体何をやってるんですか!!?」
「手出しを無用ですよ先生方」

アリトが二人の教師の前に出て静止する

「どういう事なのだ」
「その口は直した方が宜しいかと、いえ、あの小娘が自分の行為は正しい事だと主張し続け、遂には逆切れして暴論を吐くので少々教育をするまでです」

「ふざけるのも互いにしろよこの糞小娘!!自分の愚かな行為が正しいだと!?自分だけならまだしも他人の命を危険に晒した行為が正しいだと!?被害が出なかったから良かっただろう!!?貴様の必要性の欠片も無い行動のせいで、被害を被った生徒達の命が危険に晒されたとまだ理解出来ないのか!!」

このとき一夏は本当に怒っていた。無闇に命を危険に晒すという行為。それは嘗て自分が命を身勝手に捨てようとしてる行為に似ている、その事から一夏はそのような行為に激しい怒りを感じるようになっている。

「ひっ・・・・・・」
「ふざけるなよ小娘、あの戦いの俺とアリトの行動の意味さえも解らないお前が!!」

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