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その後
生活、青い天井について

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君はこの部屋で寝転んでた?
体育祭終わり流血騒ぎ?
ぐるぐる?
イギーポップ?
僕には一つもない
一つとしてもっていない
この部屋の天井には何も書かれていない


やっぱり、僕らは破綻して
喧嘩が絶えなくなって夏が暑くなる前に出て行ってからはあっていない。
全てと思えるくらい色んな事に嫌気が差して、とにかく遠くに行きたくて銀河鉄道のレールを敷く仕事に就いた。
暗くて冷たい宇宙を無機質な宇宙服の内側から眺めて、立派な人たちの駅はどこだろう?そこに救いはあるのだろうか?って、考えながら終わりの見えない単調な作業を繰り返す。
それでも、時々、随分遠く小さくなった青い星を探して君を思ったりするんだ。
この銀河鉄道を造り終えたら君に一番星を持って帰るからねってそんな歌があったな、なんてね。
でも、僕は一番星もってかえれそうにないや。
今日、駅を作ろうとたどり着いた星にハンバーガーが居たんだ。
そう、居たんだ「天の恵み半端ねぇバーガー」がさ。
最初に懐かしいなって思って、次に「あれ?」ってなってさ。
「あー、あれは宇宙人だったのかぁ。わるいことしたなぁ、食べちゃったもんな。」って思ったときにはもう体がうごかなくなってて背中に地面の感触があってさ、宇宙服に穴が開いたんだろうねシューシュー聞こえるの、僕の体にも穴が開いてるのかもしれない、助かる気がしないね。
犬死に無念!あはは。


でもね、よかったよ、倒れた僕にちょうど君の星がみえたから。




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