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遊戯王GX−音速の機械戦士−
−闇のデュエル−前編−
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な友人…
「退きなさい十代!!」
「はい。」
「十代ィ!!俺を裏切ったなァァァァァァ!!」
明日香が迫る。それはもう、顔を真っ赤にしながら怒っている。
「助けてくれ翔!俺はこの声を明日香ファンクラブに売って一攫千金を狙うんだ!!お前には分かるはずだ!儲けの三割やるから!!」
助けを求める人を変えてみたら、目を逸らされた。
「翔ォォォォォ!!」
そんなことを喋っていたら、明日香にPDAを盗られてしまう。
「止めろ明日香!それには男の夢と俺の一攫千金が!!」
『音声を削除しました。』
無機質な機械音声が響く。
「ウワァァァァァ!!」
「それで、あなたたち三人はどうしてこんなところにいるの?」
叫ぶ俺を無視して、明日香は十代たちに問いかけた…


十代たちの話は、大徳寺先生にこの廃寮の話を聞いて肝試しに来たそうだ。
その話を聞いて、明日香は当然キツイ口調で止める。
「止めといた方がいいぞ十代。立ち入り禁止のところに入ったりなんかしたら、クロノス教諭が『ドロップアウトボーイは退学なノーネ』とか言い出すに決まっているだろ?」
「お、似てたぜ今のモノマネ。…そうだな。そんなんで退学になったら堪んないぜ!!」
十代を廃寮に入らないように誘導し、デス・コアラの方に視線を向ける。
「で、どちら様?」
デス・コアラはなんとも人好きのする笑顔で近づいて来た。
「十代たちのルームメイトの前田隼人なんだな。遊矢の話は良く十代たちから聞いてるんだな。」
「よろしくな隼人。…でも、もうオシリス・レッドに帰った方がいいぜ。」
「ヤベぇ!!早く帰ろうぜ!翔、隼人!!」
すぐさま十代は走り出した。
「待ってよアニキ〜」
「待って欲しいんだな十代〜」
2人も十代を追って走り去っていった。
「これでよし。」
「十代たちを行方不明者にするわけにはいかないものね。」
「おいおい、俺や亮は良いのか…どうした。」
軽口を止めたのは、明日香がただ事じゃない表情で廃寮の中を見つめていたからだ。
「今、廃寮の中に人影が…」「人影?…ってちょっと待て明日香!!」
明日香は止める間もなく廃寮の中に突っ込んでいった。
「くそッ!あの馬鹿!!」
明日香を追って廃寮の中に入っていった。


「どこだよ明日香…」
見失ってしまった。
俺の名誉の為に弁解させてもらうと…今はそんな場合じゃないな。
明日香を探して歩いている内に、人かと思って近づいたら、肖像画だった。サイン付きの。
「FUBUKI10JOIN…吹雪、天上院?」
明日香の兄さんの写真か、これ。
手がかりゲットだぜ!!
肖像画をクーラーボックスの上に置いていると。
「きゃあああああっ!!」
明日香の…叫び声!?
「明日香ァァァァ!!」
どこにいる!?
辺りを見回
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