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とある碧空の暴風族(ストームライダー)
幕間
Trick26_タチの悪い教師に捕まったんですよ
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ベル0と言われた信乃にとっては。



午後の講習は体力トレーニング

「こぉんの糞暑い中・・ったりな・・」

「つべこべ言ってんじゃないよ。文句言ったら涼しく何のか、ああぁん?」

「す、すみません!!」

講習を受けていたガラの悪い、スキルアウト集団が少し文句を言っていたが
リーダー格の女性の一言で止まった。

場所は午前の講習と同じ学校の校庭。天気は快晴で気温も高い。

佐天たちや信乃、他の講習生もグラウンドで着替えて待っていた。

「こわ・・」

文句を言う集団を横目に見て佐天が言った。

「私が風紀委員だってばれたら日頃の恨みとか言って殴られそうですね」

「あははは、あんまり笑えないです、その冗談」


「はい注目、体力トレーニング講習を受け持つ黄泉川(よみかわ)だ。
 よろしくじゃん」

スタイルも顔もいい美女が講習性の前に立った。
(ただし、服装は冴えない緑のジャージ)

警備員(アンチスキル)に所属している女性は美人であり、かなり気の強そうな
印象があった。

「よろしくおねがいしまーす」「あーす」「・・・」

生徒の反応は千差万別。

「おーし、さっそく、持久走に言ってみようか」

「えー・・・」「たりい」「うわ」

今度は全員が嫌な反応をした。

その反応に黄泉川は満足そうに

「はん、限界にチャレンジじゃん」

微笑んだ。

「よし、全員スタートラインに立て。

 それから西折信乃! お前はこれをつけろ、私からの特別プレゼントじゃん」

「?」

黄泉川は肩にかけていたバックを信乃の前に降ろした。

信乃がカバンから開けると、そこにあったのはリストバンドのようなものが4つ。
その一つを持って信乃が渋い顔で見上げてきた。

「これを全部つけろと?」

「もちろん。言ったじゃん、限界にチャレンジだって」

「・・・・わかりました、はぁ」

ため息をつきながらも両手両足にその道具を着けた。

「大体、なんで私がこの講習に参加しないといけないんですか?」

「決まってるじゃん、警備員の忠告を無視して無茶して怪我して、この前まで入院した
 バカな風紀委員にお灸をすえるためじゃん」

「入院?」

「風紀委員!?」

黄泉川の言葉に、佐天とスキルアウト達が反応した。

AIMバーストを倒すとき、黄泉川の停止を無視して戦いに行った。
入院の事を聞いた黄泉川は見舞いに来たが、その時も長時間の説教された。

「信乃さん入院してたんですか?」

「あ〜、一応3、4日程ですけど軽い傷でしたよ。   ったく余計なことを(ボソ)」

「嘘つくな。本当は2週間の入院が必要で、本当だった
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