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IS 〈インフィニット・ストラトス〉×トリコ 食を探求する夏の毒!
予期された脅威 前編
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てるよ、俺を包囲してるGTロボにはな」

一夏の言葉を皮切りにその周囲にGTロボがまるで景色から抜け出してきたかのように現れる。その数、およそ20!!!

『幾ら貴方でも、私と戦いながらこの数は厳しいのでは?』
「まあな、でも俺一人だと思うなよ?」
『何?・・・なるほど・・・どうやらそのようですね』
『がぁぁああ!!?』『グォォォオオ!!!』『いやぁぁあああ!!!!』

数対のGTロボの胴体が切断され、地面に落ちていく。それを行った人物は、スーツのまま両手剣を構え、一夏に背中を預けるような体勢になっているアリトだった。

「一夏様、ご無事ですか?」
「ああ問題ない。周りの雑魚は任せる」

先程ピットで話していたときとは異なり、一夏は敬語ではなく完全に上の立場のものとして話していた。アリトもその言葉を聞いてクスリと笑ってから「了解いたしました、武運を祈ります」っと言ってGTロボとの戦闘に入った。

そして一夏はジュラングのGTロボへと身体を向ける。

「さぁやろうや、ジュラング。殺し合いを」
『では行きますよ!!』

そう言って一夏へと突撃するジュラング、一夏はそれを見て、腕を後ろへと引く。腕は一瞬で発火し腕が燃え上がっている。セシリア戦で使って見せたブレイズナックルの構えだった。がジュラングは一夏の射程範囲寸前でバックステップを踏んで一夏から距離を取った。これは一夏にとってはフェイントだ、そのまま突っ込んでくると思わせての後退、一夏はタイミングを狂わされてしまった。次の瞬間

「がっ!!」

ジュラングの膝蹴りが一夏の腹部を捉えていた。肉がきしみ、骨まで響く振動。かなりのダメージだ。

『やはり新型は感度が以上にいい。貴方の身体を貫く衝撃がどれ程か良くわかりますよ。肉が軋み、骨まで響いている。やはり新型は素晴らしい』
「だな・・だけど、俺に接近戦は悪手だったな・・・」

一夏は自分の腹部に減り込んでいると言っても過言ではないジュラングの膝を掴んだ。力強く握っており、指がGTロボの装甲に食い込んでいる。

『貴方・・・まさか、わざと攻撃を』
「てめぇなんぞの攻撃を何で俺が素直に食らったと思ってんだ・・・。燃えろ!ブレイズナックル!!!」

To Be Continued・・・
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