暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 蒼き凶鳥
原作前
第一章 大戦期
第十七話
[1/4]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
二天龍との戦いが終わったのち、悪魔も天使も残った力を振り絞るように連日戦い続けていた。
そんな中、天使側に大きく食い込んだ最前線に赤い機影があった。
その機影は緑色のモノアイを光らせながら、周りの天使たちを蹂躙していく。
MSN−04 サザビー、それがその機体の名前だった。




(キリがねぇな……)
俺は群がってくる天使を薙ぎ払っていくが、倒しても倒しても次々にでてくる。
(ん、あれは……なんだ? 巨大な、槍?)
視界には全長数十メートルを超える巨大な光の槍が何本もあった。
「あの槍からは嫌なプレッシャーを感じる。落としておくか」
俺は腹部の拡散メガ粒子砲によって、槍の一本を破壊する。
そして、破壊された槍はその中に溜めた膨大な量の光をまき散らしながら爆発した。
「そうか、あれだけの大きさの槍だ。破壊されれば辺り一面に光がまき散らされるということか、悪魔にとっては致命的だな。もはや、槍じゃなくてミサイルだな。しかも巡航ミサイル」




すると光のミサイルは次々と動き始めた。
「このまま悪魔勢の中心部に向かわせるつもりか!? 並の悪魔なら迎撃されたときの光で消滅させられるぞ」
そうしている間にも光のミサイルは速度を上げていく。
「このまま行かせるわけにはいかんな。行け……ファンネルたち、特に光量の高いミサイルだ……当たれぇぇっ!!」
叫びと共に放出されたファンネルは、意思を持ったように小刻みに動きながらビームを放ち、光のミサイルを撃墜していく。


全てのミサイルを撃墜したとき、異変が起こる。
(四番のファンネルの反応が消えた? 撃墜されたのか……)
撃墜されたファンネルのあったところへ目を向けるとそこには、
「おいおい、聖書の神じきじきにお出ましかよ……」
右手に剣を携えた聖書の神がいた。




「なぁアンタ、その右手に持ってる剣はなんだ? エクスカリバーよりもヤバイ雰囲気なんだが」
俺が冷や汗を流しながら聞いてみる。
「……この剣か。この剣に名はない。だが、いうなれば神剣だ」
「神剣?」
「そうだ、エクスカリバーなどは所詮聖なる剣だ。しかし、この剣は神が扱いし剣。その威力は、魔王でさえも恐れるほどだ」
よーするに、悪魔にとってはただでさえ危険な聖剣なんかよりも更に危険ってことだな。
恐らく俺も、MSを纏っていなければ触れただけで消滅してしまうだろう。
「そんなたいそうな剣をなんで俺なんか一介の悪魔に使うかね……」
「すでに君の実力は現在のルシファーと同等、いやそれ以上といえるかも知れない。それに君は人間と悪魔のハーフだったな、しかも家の能力とその身に宿した神器が混ざり合って今の君の能力となっているとの話だが。ほぼ全ての神器を創りあげた私でも、君が宿したという神器
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ