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ゲルググSEED DESTINY
第一話 微妙な改変と原作開始
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弱くはないはず。寧ろ不意打ちで、最新鋭機に対して旧式に乗っていたのだから当たり前の結果だったのではないだろうか。

「そうと決まれば―――」

先程マーレをスカウトした時にも言ったと思うが、ザフトは個人能力主義に近いためフットワークが軽い。そのため、アカデミー生とはいえ、軍人であれば正規の手順を踏む必要はあるものの個人の責任においてだが、こういったテストパイロットとして乗せることが出来る。
シンにテストパイロットとして参加しないかと、その旨を伝えるとともに同期からも何人かに呼びかけるように頼んでみた。勿論強制ではないため、最悪ゼロ人の可能性もあったのだが、その心配は杞憂で、結果としてシンを含めた五人の訓練生が参加することとなった。
マーレは訓練生と同格に見られているのかと多少不満をあらわにしていたものの、C型の専用機が開発されていたことと、実力の高さと年長者としての配慮によってそれなりに良い関係を築けていたようである。







「ほら、シン。折角なんだから皆で撮らないと」

桜が咲き誇る中でシン達は無事に卒業を迎え、シン、レイ、ルナマリアは赤服を着ている。シンはルナマリアに引っ張られながら写真を撮りに行くようだ。

「いやー、青春してるな。シン達も」

「そうか?うっとしがってるようにしか見えんが」

マーレと共に卒業式を祝いに来た俺たちは端の方で大人しくしながら見守っている。正直、マーレが一緒に来るとは思っていなかったのだが、彼らとは俺が思った以上に仲良くなっていたらしい。

「俺としては、ガキどものお守りをしなくなって清々するがな」

俺の周りにはどうして、こうツンデレキャラが多いんだろう。しかも男の。

「まあ、たまにはこういうのもいいんじゃないかな」

そうやって話してるとシン達がこちらに気が付き、こちらに向かってくる。

「クラウ、来てたのか!」

「来てたのか、は流石に酷くないか?お前らの卒業祝って態々来てやったんだぞ。とはいえ、折角の晴れ舞台だ。今日は俺が飯を奢ってやる。好きなもん言え!」

「マジで、ラッキー!」

「ヨウラン、そんなにはしゃがないの」

「でもいいんですか?私たちまで」

ヨウランが喜び、ルナマリアがそれをたしなめ、メイリンが構わないのかと聞いてくる。

「別にいいって。余裕ならあるしな。マーレだって来るだろ」

「フン、まあ、お前らだけじゃ心配だしついて行ってやるよ」

その後、俺たちは卒業記念の食事に行って、色々なことを話した。レイとルナマリアはザクのパイロットとして一時的に搭乗するモノの、機体の配備次第では、こちらのゲルググに乗ることになるらしい。
同じようにゲルググのテストパイロットとして手伝ってもらったショーン
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