暁 〜小説投稿サイト〜
世界征服を剣のみで行おうとする猛者が降臨しました。
第二話
[2/3]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初
伏せにするか」

「うん、どうせ相手に背を向けたら負けなんだろ。なら相手を殺さない程度に懲らしめて、ここを俺の大帝国の入口にするんだッ!」

「おし、ここのドアだ! 気を引き締めろ。久し振りの客だ、絶対に殺すな! うおおおお!」
 相手も同じ考えか。戦うしかない。
 そんな事を考えている間にドアがあっという間に突き破られる。俺に向かって剣を振るその姿は哀れだ。

「何が殺すだ。身の危険を感じない程、バカなお前らはマキ様の大帝国の奴隷に相応しい」
 マキは俺では無く、この剣だ。しかしこの剣を俺が所有している以上、俺をマキと名乗って悪い事等無い、多分。

「おらぁ!」
 クリスまで物騒な顔つきで短剣を振り上げた。ギリギリで避けられたが、大きく後退りして段々壁際に追い詰められる。

 これはある程度の広さのある客室でも狭いと感じるな。
 外で戦闘を行うのが堅実かも知れない。マキに言われた通り、窓を突き破った方が良かったか。

「だがもう遅い!!」
 クリスに対し、剣を振る。勿論切り刻む様な事は絶対に出来ないから、少々弱気で。
 案の定避けると共に少し引き下がった様に見えた。ここからどうするか。

「おいマキ、どうするんだよ」
「俺は二つの逃げ道を話したぞ。窓を突き破るか、待ち伏せするか。お前は待ち伏せを選んだ。必ず勝機はある」

 全くアドバイスになってない。大帝国の入口は止めて、こいつらを斬ってしまう事にしよう。
 目を瞑りながら相手を斬る。斬った時、何かの感触。ゴブリンを斬った時と同じだ。コイツはまさか……、魔物か?
 ゆっくり目を開けると、そこには青い液体を出しながら、野獣の姿となったクリスが居た。
「グォォォォォォ」

「斬れ。お前がやられる」

 マキの助言で目が覚めた。こいつは魔物。即座に背後に回り、剣を振る。
 遂に倒れたクリスに驚き、他の村人は何処かへ消えてしまった。
「コイツは盗賊のゴブリンだな。普通のゴブリンの数十倍の知能を持っていて、人間に化ける。だからこの村はゴブリンが占領してたって事だな。それにしてもお前、色々と上達したな。俺は剣だから背後に回るとかはお前の実力だし」

「え、俺強い? いやぁ、やっぱ俺強いよねぇ。じゃあこの村を俺達の物にしてしまおう」
「ここをか?」
「ああ」

「ならば、この辺り一帯を制圧しなきゃいけない」

 制圧……? そんなに物騒な場所だったのか。
「制圧って、どこらまでだ?」
「ここら一帯はゴブリンが占拠している事が、この戦いで確実になった。近くにある幾つかの村はゴブリンだらけであろう。そこでこの村を拠点として、準備を整えてから他の村も潰して行けば、問題無い」

 この剣、詳しいっ。

「分かった。飯食って寝たら探索を
[8]前話 [1] [9] 最後 最初


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ