暁 〜小説投稿サイト〜
ドラクエX主人公に転生したのでモテモテ☆イケメンライフを満喫できるかと思ったら女でした。中の人?女ですが、なにか?
一部:超絶美少女幼年期
十三話:お城の探索を始めます
[2/3]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
りますか?」

 イベントクリアできないと困るけど、ビアンカちゃんが無理そうなら、また明日にでも一人で来たらいいしね!
 思い出作りも、十分でしょう!

「……ううん!さっきまでは、怖かったけど。よく考えたら、おどかすばっかりで、なんにも無かったもの!なんだか、腹が立ってきたわ!」

 おお。
 開き直り、入りました!

「行きましょう!ぜったいに、たいじしてやるんだから!!」

 ビアンカちゃんの、気合いが上がった!
 結果、オーライ!

 でも、その前に!

「ビアンカおねえさん。ちょっと、うごかないでくださいね?」

 ビアンカちゃんの目元をそっと手で覆い、泣き腫らした顔にホイミをかけます。

 ……よし!
 キレイ、キレイ!

「これで、もとどおり!キレイに、なりました!」

 泣き腫らしたままじゃ、折角の可愛さが台無しですからね!
 ……いや!それでもやっぱ、可愛いけど!
 笑顔が、一番!

 ビアンカちゃんが、ちょっと恥ずかしそうです。

「……ありがとう!さ、もう行こう?」
「はい!いきましょう!」

 ああ……なんという初々しさ!
 脳内ビアンカちゃんフォルダが、また一つ充実した!
 着々と、思い出が製造されてます!


 足腰にもしっかり力が戻ったビアンカちゃんの前に立ち、幽霊城の探索開始です!





 お墓のあった空中庭園を通り抜け、再び城内に入ると、そこには女性の姿が。

 超絶ってほどじゃないけど、なかなかの美人さんですね!
 若干、透けてるけど!
 生きてれば、ハーレムメンバーリストのそこそこ上位に食い込めるレベル!
 ハーレムメンバーは人外でも可ですが、生身限定でお願いしたい!

 隣でビアンカちゃんが固まってますが、確かこの人に話しかけないと進めないので、下手に止められないうちに済ませるとしましょう!

「こんばんは!おしろの、オバケさんですか?」
「ど!ドーラ!」
 
 ビアンカちゃんがびっくりして、硬直が解けたようです。
 でも、もう用は済んだはずなので、止められてももう大丈夫!

 透けてる女性は問いかけに答えてくれること無く、(かな)しげに、儚げに微笑み、消えて行きました……。

 ……消えてる間って、どこにいるんだろ?
 見えないだけで、いるの?
 瞬間移動?
 異界的などこかに、入り込んでるの?

「ドーラったら!いきなり話しかけたりしたら、あぶないじゃない!」

 ビアンカちゃんに怒られました。
 だって、そうしないと進めないんだもの。

「ごめんなさい。でも、わるいひとじゃ、ないみたいでした!」

 謝ってる間に部屋の中央の本棚が音を立てて動き、階段が現れます
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ