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IS 〈インフィニット・ストラトス〉×トリコ 食を探求する夏の毒!
無用な気遣い
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惑なんだわ。それと、俺は何時までも自分勝手な雑魚の相手をしてるほど暇じゃないんだわ」
「っ!!!き、きさまぁぁぁあああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!」

箒は激昂して竹刀を持って力任せに、一夏の顔面目掛けて突きを決めた。その手応えは確かで箒はやった!と思った、が

「「「きゃぁぁああああああああああああああ!!!」」」
「「「た、龍神君!!!」」」

女子達の悲鳴で箒は我に帰った、自分は今何をした?一夏に突きを決めたのだ、だが何処に決めた?顔面だ・・・。

箒は自分がとんでもない事をしてしまったと震えた。全身が震え始め、動かなくなっていく。唐突に訪れた罪悪感、どうすればいいのだ、と尋問自答しようとした時


「あ〜あ・・・いきなり何してくれるのかしらねぇ」

箒がその声に反応して、ゆっくり竹刀をどかすと、全く無傷の一夏がそこにいた。ギャラリーも箒も何故無傷なんだ!!?と不思議に思った。簡単な事だった、突きが決まった部分は口だった。一夏は突きを歯で挟み込んで止めていた、これだけだった。

「もう面倒だから俺帰るぞ、それじゃあな。自己満足な剣道少女さん。あっ、折っちゃった竹刀は俺の方で弁償しときますからご心配なく、明日には新品届けさせますから」

そう言い残して一夏は剣道場から去っていった。剣道場に残ったのは呆然とする箒とギャラリー、そして不思議な重苦しい空気だった。
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