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少年は魔人になるようです
第37話 事件は一先ず決着するようです
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信じないだろう。


「何度も言うが、俺達に手を出さなければこちらも手を出さない。

足も武器も魔法も出さない。では、義理は果たした。」

「な、待て!まだ話は――「『跪け』」ガッ!?」

「身の程を弁えろ、と言っているのだ。

俺の戯れ程度で動けない様な、何も自分で掴もうとしない雑魚が粋がるな。

行こう、ノワール、エヴァ。」

「ちゃんと部下は統率しないとダメよ〜、近右衛門。」

「……フン。」


ああ、今日は疲れた・・・・。

Side out



Side 近右衛門

「クッ、調子に乗って……!!」


愁磨殿が出て行って、漸くガンドルフィーニ君が立ち上がる。

むぅ、あの様子ではやはり、ネギ君の修業には付き合ってくれんのう。


「仕方あるまいて、ああ言う手会いじゃからのう。

それよりも今は、ネギ君のスキルアップが先決じゃ。」

「そ、それもそうですね……。それでは、学園に潜む魔族を討つ計画を遂に……?」

「そうじゃのう。本国の応援も来るようじゃから、一ヶ月内には準備が整う。

ネギ君への通達方法は……分かっておるじゃろう?」

「はい、全て計画通りです。徐々に広まっていますし、もう直ぐ耳に届く頃でしょう。」


さてさて、魔王相手とは果してどうなる事かのう・・・。

恥とは思うが、有事の時の為・・・愁磨殿に相手をして貰うかの。


Side out



――後日、テスト結果発表


綾瀬夕映、平均81点。

神楽坂明日菜、平均73点。

古菲、平均85点。

佐々木まき絵、平均76点。

長瀬楓、平均83点。


図書館島の侵入者、協力勇士により撃退成功。



Side 千雨

『――と言う訳で、新年度から正式に英語科教員となる、

ネギ・スプリングフィールド先生じゃ。彼には3-A担任を務めて貰う。』


なんじゃそりゃあああああああああああああ!?有り得ねえだろ!!


「う〜ん、ネギ君が担任かー。悪くは無いんだけどなー。」

「……明石、お前も変に思うのか?」

「おおう!?長谷川さんから話しかけて来るとは珍しいね!

変、って言うか……。愁磨先生の方が良かったかな〜、なんて思ったり…。」


ふ〜ん。まぁ、気にもなるか。去年の誕生日イベント以来、結構良くして貰ってるみてーだし。

・・・ま、私はどっちでもいいんだけどな。

愁磨先生の方が良かったとは思うけど、鬱イベントでも起こらねー限りどうでもいいさ。


Side out

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