暁 〜小説投稿サイト〜
緋弾のアリアAA “照準貫通のラピッドショット”を持つ転生者
奴隷勧告
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神崎の自己紹介から数時間が経ち、今は放課後。俺は足りなくなった食材を買いに男子寮から一番近いスーパーに来ていた。

(うーんどうしたもんか。今日は卵焼きが食いたいしな。けどなーストリートファイター(バイク)の修理費もあるしな。)

俺は卵パックを前に財布と相談中である。キンジが料理できないから、寮では俺が料理当番になっている。

「まぁいいか。ギリギリ足りるし。そのうち何かデカい仕事入るだろう」

俺はそう言って卵を買い、自分の部屋に戻るとキンジの代わりに神崎がいた。

「なにしてんだお前?」

「あんたがキンジの同室の狩矢八雲ね」

「それはそうだけど、キンジはどうした?勝手に入った訳じゃないんだろ」

「聞き分けのない子は外に出したわ」

神崎はそんな事を言いながらむくれていた。俺がキッチンのテーブルを見ると弁当の空箱が置いてあった。キンジの奴。客がいるなら片づけろよ。

「ところで神崎。お前飯食ったか?まだなら作るけど」

「食べたわ。呼び方はアリアでいいわ。あんたにも話があるのよ」

「なんだよ?」

俺は冷蔵庫の中の牛乳を取り出してコップに入れると、

「八雲。さっきキンジにも言ったけどあんた私の奴隷になりなさい」

良かった牛乳飲まなくて。飲んでたら吹いたは絶対。てゆうか呼び捨てになってるし。

「近頃のイギリスの貴族様は奴隷になれって言うのか。これはビックリだな」

「あたしのこと知ってるみたいじゃない」

「あぁ、お前の曾祖父さんがシャーロック・ホームズなのと、母親が『武偵殺し』で捕まっているってことも」

「違う!!ママは『武偵殺し』じゃない!!」

俺がアリアの母親の現状を言うとアリアは強く反論してきた。まぁそうだろ。あれは理子がコイツの母親に罪をなすりつけただけだからな。

「犯罪者の身内はみんなそう言うんだよ。自分の身内が犯罪者な訳が無いって言って認めない…あぁそうか、お前はキンジの戦闘能力を気にいってキンジを自分の手駒しようって算段か。母親を牢屋から出すために」

「あんたそれ以上言ってみなさい。風穴あけてやるわよ!」

「別にキンジがお前の奴隷になろうが何になろがどうでもいいけど俺まで巻き込むな。迷惑だ」

俺はそれだけ言ってコップの牛乳を一気飲みして卵焼きを作り始めた。

「うるさい!うるさい!とにかくあんたとキンジがあたしの奴隷なのは決定なの!」

「はぁ、なんか、昔、幼なじみとおままごとしてる時役割決めのときいつも犬だったのとおんなじ気分だよ俺。とにかくアリア。俺はお前の下にはつかない」

俺は卵焼きを作るのに集中してるとアリアは風呂に入っていった。俺は心置きなく、卵焼きと味噌汁を作り、食べているとアリアがいきなり騒ぎ
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